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マンションリフォームマネージャー
マンションリフォームマネージャという資格試験があります。
マンションオタクでリフォームオタクを自認する私にとって、マンションリフォームに特化した試験だなんてまさに私のための試験だよね!楽勝!なんて安易に考えて挑戦したものの、合格するまでの道のりはかなりハードでした。
この試験は公益財団法人住宅リフォーム・紛争処理支援センターが認定し、その趣旨は「主としてマンションの専有部分のリフォームにおいて、居住者の要望を実現するために、専門知識を持って管理組合や施工者などと協力・調整しながら、居住者に付加価値の高いリフォームを企画・提案するための業務推進能力を認定する試験」です。
平たく言うと、リフォーム会社のプランナーがスケルトンリフォームを希望するお客さんと面談し、聞き取った具体的な要望を区分所有法や管理規約、建築基準法などを遵守しながら漏れなく図面に落とし込めるかが問われる試験です。
試験は学科120分と設計製図180分の二部構成。試験勉強を始めた当初は、昔得意だったはずの暗記力は見事に錆びついてちっとも頭に入らないし、描いたこともない図面は一枚描き上げるのに6時間もかかってしまう始末。
それでも、買ってしまった分厚い公式テキストやプロっぽい製図セットを無駄にしまいと、かなりの時間をかけて臨みました。
何とか合格したものの、これからホントに必要となるリフォームセンスが磨かれたわけではなく、かと言ってこれでリフォーム会社に就職できるわけでもなく、なんかなぁって感じですが、「スケルトンリフォームの図面描けるんだぜっ!」と素人相手に自慢できるのが唯一の成果です。
もちろんさわり程度の技能なので、毎日お仕事されているプロのプランナーさんの足元にも及びません。
試験なんて何十年ぶりだったので、筆記試験開始の合図を聞いて年甲斐もなく緊張で指が震えました。
こういう刺激もたまにはいいなと思えたので、また何か見つけて受験しようかなと考えています。