新米大家さんに告ぐ!
サラリーマンの傍ら副業で大家を始めて間もない、経験の浅い大家さん。
区分マンションからスタートする大家さんが多いと思いますが、入居者とのトラブル対応の煩わしさを心配して、一室目から専属の賃貸管理会社と契約していませんか?
他人任せにしていると何年経っても大家としての経験値は上がりません。
思い切って自主管理を始めてみれば、「心配したほどじゃないね」ときっと思うはずです。
そりゃぁ面倒なこともありますよ。でも入居者と直接かかわることで、人様に住宅を提供しているんだという大家としての自覚が生まれます。
トラブルが発生しても、うまく解決できれば入居者との信頼関係が生まれますし、自信もつきます。
たとえ不慣れで解決に手間取ったとしても、一生懸命やっていればその誠意は伝わりますし、経験を積んだ次からはスムーズに解決できるはずです。
分からないことだらけでも、「自分が入居者だったらどうしてほしいか」を考えて行動すれば、大きく外すことはありません。
賃貸管理会社だって、利益を上げるためには一つの案件に係っきりになっていられません。
一人の担当者が数百戸を看ている現状で、ご自身の入居者が満足できる十分な対応を期待できるでしょうか?
大家さんご自身であれば、最速最短で最良の対応ができます。
空室になれば入居者募集を行いますが、仲介会社の担当者と直接話をすれば学ぶことは多いです。
ご自身の賃貸住戸としての偏差値はどれくらいか、家賃や入居条件は適正か、いち早く入居者を付けてもらうにはどうすればいいか・・・など、一社ではなく複数の仲介会社を回ることで、沢山のことが客観的に見えてきます。
中には囲い込みをしようと目論む業者もいるでしょう。でも専任契約によってモチベーションが上がり、がんばって早期に入居付けしてくれる担当者もいます。
目の前の担当者がどちらなのかは、経験値が上がれば見抜けるようになれます。
退去後の原状復帰工事も、ご自身がリフォーム会社や工務店と直接交渉することで大家としての経験値の幅が広がります。
複数社から相見積もりを取れば工事の相場観が付きますし、ただ安ければ良いという訳ではないことも分かってくるでしょう。
見積もりをチェックできるようになれば、工事の工程や部材の知識もどんどん増えていきます。
これらはすべて、自主管理だから経験できることばかりです。
せっかく大家としての経験を積むチャンスが転がっているのに、いろんな人と関わることで学ぶことが沢山あるのに、それを自ら放棄するなんてホントにもったいない!
専属の賃貸管理会社と契約するのは、大家として一通り経験し将来複数戸の不動産を手にした後で、本当に管理に手が回らなくなった時まで取っておきましょうよ。
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