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大家としてできることの限界?
私はサラリーマン大家。
お客様である入居者には、ホテル住まいのように何事もなく快適に過ごしてもらい、退去日には「この部屋にしてホントに良かった!」と心から思ってもらえることを最大の喜びとしています。
ところがです。
今現在入居中の新婚ご夫婦には設備不良が原因で迷惑かけっぱなし。
去年11月に入居されてからのトラブルはこんな感じです。
2021年11月
ご入居
2021年12月
レンジフードから異音 → モーター交換
2022年6月
トイレの詰まり発生 → ラバーカップで対応(入居者ご自身で)
2022年8月
トイレの詰まり再発 → マンションの設備補修会社による通管作業
2022年8月
エアコンの異常運転 → 室外機の基盤交換
入居してまだ1年もたっていないと言うのにこのありさま。
こんなに故障が続いたらさすがに “どんな管理してるんや!?” って思ってるだろうし、 ”次はどこやろ?” って心配にもなるだろうと思います。
このマンションは2005年1月竣工の築18年目。
中古区分で購入したのが築12年目の2016年だったので、それから丸6年が経ちました。
その間ホテルマン大家を自認する私は、入居者が退去した直後から次の入居者が決まるまでの空室期間限定で電気、ガスを契約し、水道もしっかり使いながら全ての設備点検を行っています。
おそらくどの大家、どの管理会社よりもしっかりと。
水栓のレバーが固くなっていれば、故障していなくても水栓内部のカートリッジの交換をするし、給湯器も15年目に交換しました。
浴室の自動湯張り機能や追い炊き機能も、実際に湯を溜めて確認します。
浴室暖房乾燥機も1時間ほど運転して十分な温風が出ているか確認します。
細かいところではリモコンの電池を全て新品に交換し、LED化がまだ出来ていないインバータ式直管蛍光灯も新品に交換しておきます。
部屋中のネジの緩み、ドアの軋み、玄関ドアの開閉スピードに至るまですべてチェックして調整します。
今回故障したエアコンは2016年に設備として新設したもので、毎回試運転も行っています。
もちろん清掃作業もぬかりなく、築浅物件に見えるぐらに磨きたおします。
クロスやフローリングも他の部屋との明確な差別化ができるよう、流行色を採用しています。
その甲斐あって、募集すれば1週間以内に入居者が決まってきました。
現在入居中のご夫婦の場合も、旦那さんに一目惚れして戴いたお陰で募集開始した翌日に決めてもらったほどです。
日頃の努力が報われたと感じる瞬間です。
それなのに、胸ときめかせて選んでくれた入居者の期待を裏切ってしまって申し訳ない気持ちと、完璧を期せなかった自分の甘さに対してへこんでいます。
突発的な故障は不可抗力なんだから仕方ない。
確かにそうだけど、空室期間中にもっと注意深く観察していれば故障の前兆を見逃さずにすんだかもしれないと思うのです。
そうは言っても、起きてしまったことはしょうがない。
ひとたび入居者から設備不良の連絡を受ければ最速最短で修理が完了するよう全力で手配しています。
また修理業者の作業日には手土産持参で必ず立ち合い、ちゃんと修理が完了したか、入居者に納得してもらえたかを確認してから退出します。
起きてしまった故障は無かったことにはできないけれど、入居者と顔を合わせて他愛もない話を交わすことで少しでも安心してもらえるように努めます。
今回の場合は私がどういう人間かを感じてもらえたようで、「思った通りの大家さんでした!」と明るい笑顔で言ってもらえて救われました。
入居者と大家はドライな関係になりがちですが、トラブルが発生した時こそ顔を合わせ、早期解決に向けて誠心誠意尽くすことで入居者に芽生えた落胆の気持ちを少しでも穴埋めしなければと、この記事を書きながら改めて自分に言い聞かせているところです。