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マンション共用部分はあなたの力でここまで変えられる!!

前回迄にマンション共用部分に関わる記事3本を書いてきましたが(もう一つの資産 共用部分 / 管理会社との付き合い方 / 管理組合活動に参加しましょう!)、今回は私自身が「一区分所有者」の立場で達成できた共用部分の改善例を具体的にご紹介します。

(注:文中の「管理会社」とは、マンション管理組合が委任契約している建物全体の管理会社のことです。)

全戸数分の1の力であっても、ここまで改善できるんだという事を皆さんに知っていただくことで、今まで諦めモードや他人任せモードだった共用部分に対する向き合い方が積極改善モードに切り替わることを願っています。

 「そのうち管理会社がなんとかするでしょう。だって管理費払ってるんだから。」なんて考えていませんか?

今まで放置されてきことは、これからもずっと同じ状態が続くと考えてください。
そして徐々に資産価値が落ちていき、いずれ競合する他物件に引き離されて入居率が落ちていきます。

手遅れにならないうちにあなたが行動を起こしましょう! 大丈夫。変えられます。

 

 マンションデータ:
2001年築、SRC 12階建て31戸(全戸1LDK)
投資用収益マンション
2016年11月に中古で区分一室を購入。


 

このマンション、100棟以上あるシリーズ物の1棟で、共用部分は高級素材を使っているのになぜか薄暗くてみすぼらしい。その理由を探ってみると、1Fエントランスからエレベーターホールに至る大理石の壁面に埃が溜まってくすんでいました。
触ってみるとざらついていて、おそらく竣工してから一度も壁清掃したことが無いのだろうと思われる状態。

またエレベーター内はマグネット式の壁面保護マットが付いていましたが、黒く薄汚れて臭っていました。足元のマットも同様です。

さらに同シリーズの他の棟のロビーにはプランターやソファーが設置してあるのに、この棟にはそれらが一切ないためとても寒々しく、飾り気のない病院や公共施設のようでした。

投資用物件のため区分所有者の目が届かなかったのか、15年間も放置されてきたこの状態から脱するべく、購入後直ぐに以下の改善に取り掛かりました。


①1Fエントランスおよびロビー壁面のくすみ汚れの徹底清掃

②エレベーター内の汚れた壁面保護マットおよび足元マットの撤去

③ロビーのプランター設置

④ロビーのソファー設置

⑤1FフロアのダウンライトのLED化

⑥ゴミ置き場扉の滑車修理および塗装

⑦屋内自転車置き場入口の割れタイル補修

⑧メールボックスのチラシ専用ゴミ箱をポリ製から金属製業務用に交換

 
3年ほどかけて上記の改善を行い、現在は同シリーズの他の棟と競べても見劣りしないレベルまで持ち直しました。

 次回からそれぞれの項目についてどのような手順で改善していったかを書いていきますので、ぜひお読みください!

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