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築21年目のインターホン交換 - アイホンのデザイン力にちょっと感心した話
モニター付きインターホンも、21年経つとこんなに進化するんですね。
先週マンション管理組合の臨時総会があり、インターホンを交換することが決まりました。
過去に故障が発生した部屋は一戸も無かったものの、20年経つとメーカーの修理対応ができなくなるので交換せざるを得ないからです。
交換工事をするにあたっては、美観最優先の私が一番気になったのが交換後の壁の処理をどうするかです。
この物件のように交換前の機器が交換後のものよりも大きい場合、白いプラスチックの板を壁に貼り付けて壁の穴やクロスの継ぎ目を隠し、その上から新しい機器を取り付けますよね。ちょうどこんな ↓ 感じで。
これでもれっきとしたメーカー純正の "リニューアルプレート" だったりするんですよね。
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だけどこの不細工なプレートが死ぬほど嫌な私は、交換工事の話が出た時からずっと憂鬱でした。
さてどうするか。
入居中の工事になるだろうから、空室になったタイミングでプレートごと一旦取り外し、壁の補修をしてからインターホンのみ取り付ける・・・こうすれば "取ってつけた感" は払しょくできるけど、余計な工事費かかるなぁ。
かと言ってこの手間を惜しむと、いくらインターホンが新しくなってもこの物件が古いマンションだということを自ら入居者に暴露しているようなものなので、築浅物件と張り合っている私は見なかったことにはできないのです。
自宅マンションが築20年に差し掛かっている皆さんだって、きっとこんなプレート付きのインターホンなんて嫌ですよね。
ところがです!
さすが市場のシェアの半分以上を占めるアイホンだけあって、純正のリニューアルプレートは少しばかり凝っていました。
本体の両脇の壁をプレートで隠すデザインは同じですが、そのプレートが本体と一体化して見えるように、本体から壁に向かって緩やかな曲面に仕上げてあるんです。
この写真では分かりにくいのですが、これがそのプレート。
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実は、私のこだわりをよく理解してくれている管理会社のフロントマネージャーが、私のためにメーカーから本体とリニューアルプレートのサンプルを取り寄せておいてくれて、臨時総会でそれを見せてくれたのです。
この心遣いにはホント感謝です。
「これだったら退去後にやり直ししなくても済むかもしれない」というのが、現物を確認した私の感想でした。
築20年を超えれば必ず発生するインターホンの取替工事。
どの管理組合も先ずは同じメーカーでの取り換えを検討するでしょうから、メーカーはもっとリニューアルプレートのデザインに凝ってほしいものです。
そうすれば管理組合の中に私のような美観重視の役員がいても、きっとまたメーカー指定してもらえるでしょうから。