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猫で甲状腺が治る?

甲状腺が肥大するという症状があります。

首のつけ根近く、気管と皮膚の間に蝶が羽を広げた形の甲状腺という器官があり、新陳代謝を促進させる甲状腺ホルモンを分泌しています。

あれは3年前くらい前でしたかね、職場で健康診断をした時の事。

健康に自信があった私はいつものように最後の問診を何事もなく終え、病院を跡にすると思っていました。

すると最後に先生は「君、家族で甲状腺やったことある方はいる?」と言いながら私の首に手を当てます。

母と姉が甲状腺の治療をしてることを告げると「ああ、やっぱり」と。

自分では全く分からなかったのですが、首の左側が少し腫れてるようでした。

私はほっとけば治ると高を括りましたが、どうやら一度肥大化が始まると大きくなる一方で、自然に小さくなる事は無いようなのです。

帰った後はネットや本を調べました。どんなに調べても民間療法や自然治癒で治った例は出てきません。幸いに甲状腺肥大は大きくなるだけで、実害は無いのが救い。とは言っても悪性化する率は当然高くなります。

また甲状腺の病気は遺伝によるところが大きく、ほとんどは女性にかかるようです。

それから半年過ぎた夏、別居で暮らす妻と会うとすぐに気づかれました。

今まで健康体でいただけに、とても心配そうな顔をします。

病気じゃないよ、と笑い飛ばしましたがそれを見て内心、急に不安に襲われる私。

病は気からというように、そこから半年足らずでたこ焼きが埋まっていそうなほどボコっと大きく、シャツのボタンも閉められないほど腫れてきました。

ネットで見た症例では胸まで肥大した方もいます。私もいずれそうなるのか?と焦りが募ります。

なお、妻はよく整体医院に通ってます。そこの先生は物知りで、整体から帰った後はその先生のお話を聞かせてくれるんですが、ある日「生体電流」の話をしてくれました。

どんな生き物にも微弱な電流が流れてるそうなんですが、年齢を重ねるほど生体電流は狂いやすくなり、それが原因で病気になったり体調を崩すこともある、と。

その話を聞いて、とっさに思い浮かべたのが家で飼ってる猫でした。

一年以上前に職場に捨てられていた兄弟2匹を引き取ったんですが、まだ1才と若い。生体電流の説が本当なら、いや本当で無くてもニャンコ達に賭けるしかない!

正しい生体電流を持つ猫を患部に当てれば、微弱電流は正常化して回復に向かう事もあり得ると考えたのです。

時期的にも冬が近づいて寒くなってきましたので、活発な猫もおとなしく首に巻き付いてくれます。

もう事あるごとに猫を抱っこしては首元にあてがい、横になっても首に載せる生活を続けました。

そうして過ごすこと4か月、本当に首の腫れはほぼ無くなりました。

院長には外科手術を勧められたり、ガンになると脅かされたりしましたが、猫のおかげで自然治癒ができたのです。

私が甲状腺を治したと喜んでいると、都会に住んでいた2コ上の従兄弟が帰ってきていると知らせを聞きました。

甲状腺の末期ガンで入院中だと。

やはり甲状腺の弱い家系なんですね、うちは。

私はたまたま運よく猫がいたおかげで助かりました。

また妻が整体に行ってなかったら生体電流を知ることもなく、今頃は私もガンで病室にいたかも知れません。

私の体験が必ずしも他の方々に効くとは限らないかもしれませんが、同じような悩みを持つ方の参考にでもになれば幸いです。




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