移住までの思考回路と2016年を振り返る
さて、私が高知県にきたのは2016年4月2日。
そう4年前で、高知に来て5年目だ。
東京は4年で、高知が5年目になった。
私はオリンピックの度にどこか今と違う場所に移動したくなるみたい。
本当は今年どこか違う場所に日常を移したかったけれど
今高知県にいる。正直言うと、もう限界がきていたし高知県からどこか遠くに行きたかった。けれど、今高知県にいる。
人口約5000人の小さな町に住んでいる。
田舎暮らしは好きでもなく、嫌いでもない。
ただ、友達になれた人が越知町に多いし
越知町で仕事がしやすいから(環境とかではなく人の縁として)
そんな理由で越知町に5年いる
題名にもあるように今日はそんな高知県1年目を振り返りたいと思う。
▶︎高知県という理由
それは、ぶっちゃけるとその当時お付き合いしていた人が高知県出身で
(出会いは大阪)彼の育った高知県に興味があって一緒に遊びにきた時に
「住みたい!」と思えたから。
彼とではなく、自分自身が高知県を気に入って住みたいと思った。
その当時、私は都内で結構バリバリに働いていた
満員電車も明るいけど怖い夜道にも慣れて
「上京!」から「東京の人」になっていた時。
表参道や渋谷、原宿、新宿から
青山や代官山、日本橋などに遊ぶ場所が変わった。
スマホの乗り換えアプリを使わずに移動できるぐらいまで慣れた。
そんな騒がしい日常から「高知県」に移住したいと思えたのは
人の暖かさや、高知県のなんとも言えない『ゆるさ』が心地よかった。
町には路面電車があって日曜市なんて素敵な文化もあって
アイス(アイスクリン)が美味しい。川も海も綺麗。
そんな、素敵な「高知県」が大好きになった。
他の県も考えてみた。
海がある県がよかったので
島根?鳥取?石川?岩手?と候補を出したこともあった。
けれど、高知県が私の中ですっごくぴったりだった。
と言うか、高知県がよかった。
その時高知県には1度しか行ったことはなかったのに。
▶︎越知町という理由
越知町との出会いは東京の有楽町で開催された
「高知移住フェア」だ。
私はその当時の彼のふるさと「いの町」に移住しようと思っていた。
いの町しか知らなかったから。笑
今思うとマジできもいと思う笑
彼のふるさとを町おこしするようなイタい女だったのか私。
しっかりして!!自分の人生!!!とその当時の私に言いたい。
でもその移住フェアで出会ったのが岡田さんだ。
岡田さんはメガネで柔らかい雰囲気。
野菜に例えるとふっくら茹でられた大豆のような人。
(褒めてます)
いろんな町に話を聞きに行って
私が高知県で何ができるのかを考えて、たくさん他の市町村をみに行った。
「デザイナー」と言うと「すごい!きて欲しい」と言ってくれた
デザイナーってこんなにも需要があるのか。
そんなことを思ったのを思い出す。
少し話すと、私はデザイナーとしては本当に中の下だった。
ナンバーワンになれないのなら、
オンリーワンになれる場所を探す
そう思っていた。
越知町の岡田さんは
越知町は何もない。
でもきてくれたら嬉しい。
その言葉が帰りの電車でふと心に刺さった
(遅ない?)
「あぁ、私越知町に移住しよう。行ったこと無いけど」
行き当たりばったりな自分の思考回路にワクワクした。
この「行ったこと無い場所に移住しちゃう私、かっこいい」
と中二病炸裂な考えも出てきた。
そして考えること1週間
仲のいい職場の先輩にも相談し、
移住フェアの1週間後に社長室に行き
退職願を提出した。
▶︎2016年の振り返り
私は年収が半分になるというデメリットを抱えながら
越知町に移住した。
移住すると毎日がすごく新鮮で
家の横に流れていた坂折川を眺めながら
もの思いにふけったり
自転車で春を感じながら移動して
河原でお弁当を食べたり
河原にビニールシートを広げて
日向ぼっこを楽しんだり
ジブリの主人公になりきったような変な日常を過ごしていた
●都内での仕事が形になったのが移住してから
●大阪の友達から動画が送られてきて寂しくなって泣いた日もあった
●四国食1グランプリのデザインして店頭に立って声だしたり
(この後グランプリとった!私は温泉たまご割っただけやけど!笑)
●初めてテレビに映ったり!カンブリア宮殿!
スノーピークの山井さんと出会った日
●友達が高知県に遊びにきてくれたり!
●四国地域おこし協力隊のワークショップの発表でMVPをもらったり
(賞品が豪華すぎた!笑)
●初めてデザイナーとして友達のグループ展に参加した!
(都内でグループ展ってかっこええな。)
●協力隊の3人で台湾旅行に行った!
食べまくり、飲みまくり!楽しかった〜!
●初めて企画して形になったもの
「越知町民で恋ダンス」
●再生回数がすごかった!!
●新聞にはじめて名前載った!
10000回って今思うとそんな大したことでは無いんかもやけど
つい数ヶ月前まで普通に都内でデザイナーとして会社員でいた
私にとって、自分で企画して撮影アポとって撮影編集など
はじめてだらけだったからこんな取り上げてもらえて
本当に嬉しかった!最高!楽しい!!!って毎日思ってた!
(この時の私ハッピー野郎すぎて怖い)
●高知家プロモーションのMVに出演
この撮影結構楽しかった!!
何で私を選んでくれたのかは謎やけど
こっからメディアのお仕事が増えた気がする。
正直もっと、もっと思い出はあるけど
これで何が言いたいのかって
『1年って長い!』
『1年って一瞬!』
ということ。
高知県にきて1年目とは思えないほど
いろんなことがあったし、いろんな人と出会えた。
26歳だった私はもう30歳で
信じられないけど、もう4年も経っている。
26歳の私は強くて
30歳の私はもっともっと強くなっているなぁって思う。
30歳も半年で終わってしまうから
今のうちにもっともっと思い出と黒歴史を作っていきたい。
協力隊から起業までも事細かくまとめたいと思っている
地域おこし協力隊に興味のある方。
移住に興味ある方。
オオトリに興味ある方。ご連絡ください。
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