人の生き方はそれぞれな話

子供を連れた女性が私の前を通り過ぎた。

結婚とは幸せなことだと思う。

実際に友人の結婚式へ行ったら「ええな〜ええな〜」と思ったりするし、私自身結婚願望がないわけではない。

できればいい暮らしをしたいし、子供と犬と優しい夫と一軒家に住んでみたい。

でも、それって本当に私の幸せなのか?
私が求めている幸せってそんなことなのかな?
そんなことを思うようになったのは私が25歳の時だった。

25の私は都内のデザイン事務所に勤めていて、朝から夜までバリバリ働いて金曜の夜は飲みに行ったりして、順調に「上京人」になっていたと思う。
2つ上の彼氏とも長くて、そろそろ結婚するのかな?って思っていたし、東京で結婚式したら大阪の友達は〜とまで考えていた。
しかも25で結婚したらいい感じに”順調な”人生を過ごしていたかもしれない。

私の人生の進路変更は急に現れた。
「高知へ行こう」そんなことを思い始めていた。
彼氏にも言えないまま高知県へいく想いは強かった。
当時の彼氏は高知出身で、もし高知へ私が行くと行ったらついて来てくれると思った。
めっちゃあまかった…。
せっかく上京したのに3〜4年で故郷へ帰るはずがない。
色々話したが、結局私が高知へ単身で行くことになった。

高知へ行ってからの私は、東京では猫をかぶっていたんだと自分でもわかるぐらい素直になったし、自分を出せるようになった。
いいことだらけで、東京へ置いてきた彼のことはどんどん忘れてしまい、
向こうが東京でテニスを仲間でやっていると聞いて
何だか急に冷めてしまった。
今思うと、もっと必死になって欲しかったんだと思う。
「やっぱり一緒にいたい!」と言って欲しかったんだと思う。
でもそんなこともその当時は言えず、一方的に別れを告げて音信不通になってしまった。

いつも私は突発的な感情で動いて後悔をするのだ。

環境のせいにしたらあかん。
いつも決めるのは自分で、

後悔があったら、
寝て
起きて
自分を変えるしかない。

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