本の紹介:落合博満氏の著書2点
今の私は「落合博満はどんな人物?」と考えると
「日本プロ野球界 史上最強のビジネスマン」と答えてしまう。
私は小さい頃から中日ファンで、その頃の落合博満といえば三度の三冠王になった偉大な選手だった。
社会人になってからは8年間で4度の優勝を成し遂げた名将。
私の野球ファンの大半は落合博満という男の活躍が占めていたわけだ。
そして落合氏の著書を読むようになって、ただの名選手、名監督ではなくて
考え方が一貫してビジネスマンだった
と思い知らされた。
著書のなかの随所にビジネスマンが真似すべき点が書かれている。
例えば
采配 https://www.amazon.co.jp/dp/4478016267/ref=cm_sw_r_other_apa_i_EsvlCb3W0SG74
の中では、
・自分をプロデュースすること
の大切さが書かれていた。
私はこれを『自分が組織にとって有用であるようにカスタマイズしていく』と捉えた。
決して上司に媚びうることがセルフプロデュースではない。
これは自分という人間に周りが無視できない価値を付けることになり、仕事を与えられるという考え方。
仕事は自分で生み出すものだけど、生涯通用するものという点で共通している思う。
決断=実行 https://www.amazon.co.jp/dp/4478106150/ref=cm_sw_r_other_apa_i_VtvlCb2PHM5ZQ
=は落合氏曰くそのまま捉えても良いし、好きに捉えて構わないとのこと。
序盤はビジネスマンの為、後半はプロ野球の現状に関して書かれている構成。
私が意識して読んだ項目は
「最終決定権は誰が持つか」
ということ。
監督時代のことを考えて、やはり監督が決定権を持つかと予想して読んでいた。
結論として、専門の担当者が決定権を持つことという事が書かれており、良い意味で裏切られた。
私の固定概念で「決定=責任」というのがあり、
部下に「やっちゃえ(決定)、責任は私が持つ(責任)」とよく言っていた。
ただ結局それを実行するのは部下であり、時間も作業量も部下の裁量下に置かれるわけで、それは私の決定ではなかった。
本の内容をなぞれば、私は責任だけ持って後は部下の活躍を見守れば良いだけのこと。
組織という小さなピラミッドを強固にすることを考えていれば良い。
私の紹介したのはほんの1文。
言えることは、過酷な世界を生き抜いてきた最強のビジネスマンの本は参考になるということ。
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