おおたま温泉の学校

おおたま温泉の学校は、大玉村にある温泉旅館に開かれた学校。 あなたの好奇心を満たす講座を不定期に開催しています。

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最近の記事

地域で楽しく過ごすためのゼミ 23年8月

 2023年8月28日、地域で楽しく過ごすためのゼミが開かれました。  今回の課題図書は『芸術を誰が支えるのか』(編著:橋本裕介 2023年 京都芸術大学 舞台芸術研究センター)です。担当は渡辺です。 この文章では、実際にゼミで使用した要約文章を一部修正したものを掲載します。 〈以下要約〉 〈本の概要〉 筆者の仕事はアートマネジメント、舞台芸術の制作である。本書は、これからも舞台の仕事を続けたいと考えた筆者が、海外研修制度を利用し、アメリカに滞在して、その文化政策につい

    • 地域で楽しく過ごすためのゼミ 23年4,5月 2/2

      2023年4月24日、5月22日、地域で楽しく過ごすためのゼミが2回に分けて開かれました。  今回の課題図書は『西洋政治思想史』(著:宇野重規 2013年 有斐閣)です。担当は大浪と渡辺です。 この文章では、実際にゼミで使用した要約文章を掲載します。 ※こちらは担当者二人目の分です。もう一人の分はこちら。 〈以下要約(渡辺)〉 はじめに 本書は古代ギリシアから19世紀までの政治思想を扱う。政治思想史の有り方は、歴史を一つの理念へ向かう「物語」として描くものに近い。しかし

      • 地域で楽しく過ごすためのゼミ 23年4,5月 1/2

        2023年4月24日、5月22日、地域で楽しく過ごすためのゼミが2回にわけて開かれました。  今回の課題図書は『西洋政治思想史』(著:宇野重規 2013年 有斐閣)です。担当は大浪と渡辺です。 この文章では、実際にゼミで使用した要約文章を掲載します。 ※こちらは担当者一人目の分です。もう一人の分はこちら。 〈以下要約(大浪)〉 <課題図書選定理由>前回のゼミにて『正義論』を扱ったが、私個人が政治哲学を学ぶにあたって、基本的な歴史の流れを理解していないことを痛感した。そこ

        • 地域で楽しく過ごすためのゼミ 22年4月

           2022年4月25日、地域で楽しく過ごすためのゼミが開かれました。  今回の課題図書は『正義論 改訂版』(著:ジョン・ロールズ 訳:川本隆史/福間聡/神島裕子 2010年 紀伊国屋書店)です。担当は渡辺です。 この文章では、実際にゼミで使用した要約文章の修正版を掲載します。 ※当日の要約文章に納得いかなかったので修正しました。 〈以下要約〉 選定の理由 本ゼミの第一回では、地方創生においてその役割が肥大化しがちな行政および政治を相対化するために政治哲学を取り上げた。そ

          地域で楽しく過ごすためのゼミ 22年2月

          2022年2月28日、地域で楽しく過ごすためのゼミが開かれました。 今回の課題図書は『幸福の「資本」論』(著:橘玲 2017年 ダイヤモンド社)です。担当は大浪です。 この文章では、実際にゼミで使用した要約文章を掲載します。 〈以下要約〉 <課題図書選定理由>前回のゼミにて「幸福」というキーワードが出てきた為、幸福について考察している本が良いのではないかと考えた。本ゼミのテーマは地方創生であるが、それを語るにあたり地方で生きる人間の「幸福」は切り離せない関係にある。本書

          地域で楽しく過ごすためのゼミ 22年2月

          地域で楽しく過ごすためのゼミ 22年1月

          2022年1月24日、地域で楽しく過ごすためのゼミが開かれました。 今回の課題図書は『地方創生のファクターX』(製作:島原万丈(LIFULL HOME'S総研) 2021年)です。なお本書はWEB上にて全文閲覧可能です。 担当は渡辺です。 この文章では、実際にゼミで使用した要約文章を掲載します。 〈以下要約〉 本の選定理由本書はLIFULL HOME’S総研が年に一回程度発刊している住まい方に関する研究レポートで、2021年に発刊されたものである。これまでのレポートの中

          地域で楽しく過ごすためのゼミ 22年1月

          地域で楽しく過ごすためのゼミ 12月

          2021年12月20日、地域で楽しく過ごすためのゼミが開かれました。 今回の課題図書は『大企業の誕生』(著:A.D.チャンドラー 訳:丸山 惠也2021年 筑摩書房)です。担当は渡辺です。 この文章では、実際にゼミで使用した要約文章を掲載します。 〈以下要約〉 選定の理由地方創生は国が進める事業のためか、地方自治体とそれに準ずる組織がプレイヤーとして認識される傾向がある。しかし実際のところ地方を経済の側面から支えているのは企業に他ならない。この企業について考える良い切り

          地域で楽しく過ごすためのゼミ 12月

          地域で楽しく過ごすためのゼミ 11月

          2021年11月22日、地域で楽しく過ごすためのゼミが開かれました。 今回の課題図書は『活動的生』(著:ハンナ・アーレント 訳:森一郎 2015年 みすず書房)です。担当は小川です。 ※本書は『人間の条件』(著:ハンナ・アーレント 1994年 ちくま学芸文庫)のドイツ語版を日本語に訳したものです。 この文章では、実際にゼミで使用した要約文章を掲載します。 〈以下要約〉 <選定理由>私が東京から地方へ移住を決めた理由とも重なるが、人間らしい生活とは何かを考えた時に東京のせ

          地域で楽しく過ごすためのゼミ 11月

          地域で楽しく過ごすためのゼミ 10月

          2021年10月26日、地域で楽しく過ごすためのゼミが開かれました。 今回の課題図書は『想像の共同体』(著:ベネディクト・アンダーソン 訳:白石隆 白石さや 2007年 書籍工房早山)です。担当は渡辺です。 この文章では、実際にゼミで使用した要約文章を掲載します。 ※文章が長いので、かいつまんで内容を知りたい人は「担当者による解説」を読んでください 〈以下要約〉 〈選定理由〉地方創生を考えるうえで不可避の存在が、地域の共同体である。この存在は自明のものとして受け取られ

          地域で楽しく過ごすためのゼミ 10月

          地域で楽しく過ごすためのゼミ 3月

          2021年3月22日、地域で楽しく過ごすためのゼミが開かれました。 今回の課題図書は『ぼくらは地方で幸せを見つける ソトコト流ローカル再生論』(著:指出一正 2016年 ポプラ社)です。担当は増子です。 この文章では、実際にゼミで使用した要約文章を掲載します。 〈以下要約〉 【本の選定理由】仕事で「関係人口」を調査研究及び事業化に向け、取り組んでいたためので、活かせると思ったため。 【本の主題】現在、若者たちが東京のような大都市ではなく地方に目を向けて、実際に過疎地や

          地域で楽しく過ごすためのゼミ 3月

          地域で楽しく過ごすためのゼミ 11月 2/2

          前回の記事につづき二人目の要約です。 〈以下要約(渡辺分)〉 〈本の選定理由〉特になし 〈本の紹介〉本書の主なテーマは、タイトルの通り「人が集まる場所をつくる」ことである。街づくりにおける最重要課題を人集めと設定し、いかにしてそれを可能ならしめるかを議論する。筆者がこの議論において重視するのが、「地域の魅力」と、その魅力を発揮できる場所としての「サードプレイス」である。本書ではこの2つを援用しつつ、作者の考える人集めの方法を提示する。(160文字) 〈論旨の展開〉第1

          地域で楽しく過ごすためのゼミ 11月 2/2

          地域で楽しく過ごすためのゼミ 11月 1/2

          2020年11月30日、地域で楽しく過ごすためのゼミが開かれました。 今回の課題図書は『人が集まる場所をつくる サードプレイスと街の再生』(著:国分裕正 2019年 白夜書房)です。担当は守岡・渡辺です。 この文章では、実際にゼミで使った要約文章を掲載します。 〈以下要約(守岡分)〉 【本の選定理由】図書館で偶然目にして、単純に「サードプレイスってなんだろう?」と思った。また、これまで何冊か地域おこし(地方創生)についての本を読んできたが(?)、イマイチ腑に落ちないとい

          地域で楽しく過ごすためのゼミ 11月 1/2

          地域で楽しく過ごすためのゼミ 10月

          2020年10月26日、地域で楽しく過ごすためのゼミが開かれました。 今回の課題図書は『ナウシカ解読 – ユートピアの臨界』(著:稲葉 振一郎 1996年 窓社)です。担当は大浪です。 この文章では、実際にゼミで使った要約文章を掲載します。 ※以下の要約には漫画版『風の谷のナウシカ』のネタバレが含まれています 〈以下要約〉 <課題図書選定理由>「ナウシカ解読 – ユートピアの臨界」(以後、本書)は、マンガ「ナウシカ」(※1)の解読本である。「ナウシカ」を一種のユートピ

          地域で楽しく過ごすためのゼミ 10月

          地域で楽しく過ごすためのゼミ 9月 2/2

          前回に続き2人目の要約です。 ─<以下要約(守岡分)>─ 【本の選定理由】地方創生(地域おこし)の重要なツールとして観光がある、という印象を持っている。その土地の魅力がうまく活かせない、いわゆる「さびれた観光地」はなぜそうなってしまうのか、陥りやすい問題点があるのか、対策としてどんなことを心掛ければよいのか知識を得たいと思った。それが観光以外の地域おこしにも活かせるのではないかと思った。 【本の主題】東京オリンピック・パラリンピックが招致され、中国人の爆買いが注目された

          地域で楽しく過ごすためのゼミ 9月 2/2

          地域で楽しく過ごすためのゼミ 9月 1/2

          2020年9月28日、地域で楽しく過ごすためのゼミが開かれました。 今回の課題図書は『観光立国の正体』(著:山田桂一郎 藻谷浩介 2016年 新潮社)です。担当は菅野、守岡です。 この文章では、実際にゼミで使った要約文章を掲載します。 ─<以下要約(菅野分)>─ ① 本の選定理由近年、日本は観光立国を目指しているが、その施策の現状が知りたいと思った。観光業において日本が抱える課題とその対策について学びたいと思った。 ② 本の主な主題本書の主題は日本の観光立国における問

          地域で楽しく過ごすためのゼミ 9月 1/2

          地域で楽しく過ごすためのゼミ 第3回 2/2

          前回の記事に続き、2人目の要約になります。 ─<以下要約(守岡分)>─ 本の選定理由常々地方創生について勉強をしたいと思っていた。書評で初心者向けとあったので深く考えず、第一印象で選んだ。また今の仕事に就いてSDGsについても目にする機会が増えていたものの、全く知識がなかったので基礎知識が得られれば、と思った。 この本の主題持続可能な地域を前例主義に基づく表層の模倣による地域づくりではなく、科学的アプローチ(SDGs)に基づく再現可能な方法による地域づくりを提唱 してい

          地域で楽しく過ごすためのゼミ 第3回 2/2