お城EXPO2021に行ってきたよ⑤ 【退城編】
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前回までのあらすじ
信玄は
規模がデカくて
たまに引く
物販に行こう
平山先生の講演が終わったのは17時半。
閉城まであと30分という時刻だ。
講演終了後、大量の講演聴講者が一気に公式グッズの物販会場を目指して歩き出す。
だが、私にはまずやらなければならないことがあった。
それは、去年も出展されていた侍気分さんへのご挨拶だ。
侍気分さんとは、鎌倉の鶴岡八幡宮目の前に店を構える、歴史付きならクスリと笑ってしまうような日常小物を販売するお店だ。
私はお店にもお邪魔したことがあるが、テナントのあるビルは北条泰時邸遺跡の上に建っており、
発掘調査により出土した建屋跡などのモロモロがそっくりそのままガラス張りの真下に展示されているのだ。
こんなんクリエイティビティが刺激されまくるに決まっている。
そんな侍気分さんでは昨年末『北条政子の演説』バッグを買わせてもらっていた。
わたしは昨年これを買わせてもらってからずっと気になっていることがあった。
政子様はさておき、13人の御家人はだれ??
政子様の横で号令を掛けているのはおそらく演説の代読者安達景盛であろう。
でも絶対その他の御家人たちにもモデルとなった人物がいるはずだ。
ディテールにこだわる侍気分さんだ。
絶対間違いなくモデルがいる。
結論、
モデルは特にいなかった。
侍気分さん曰く、政子の演説に参加した御家人の詳細は吾妻鏡に書かれておらず謎だそうで。
勝手な想像で御家人を描くのはおこがましい。
と。
歴史に忠実な侍気分さん…
一人で勝手に盛り上がってしまって申し訳ございませんでした。
その後公式グッズの物販会場に行き、書籍を数冊とかわいいマスキングテープを購入した。
楽しかったお城EXPO
時刻は18時、パシフィコ到着から既に6時間が経過しようとしていた。
会場に蛍の光が流れるなか、私は会場を後にした。
今年も満喫し尽くした一日だった。
こんなに空が暗くなるまで一心に没頭できるできる趣味があって幸せだなと改めて思う。
思い返せば城めぐりという趣味はいつもひとりぼっちだった。
一緒に城に行く仲間もいなければ、城ですれ違う人もいない。
お城に行くたびに、「実はお城ブームなんてウソなのでは?」と何度も思った。
でもこのお城EXPOで、趣味を同じくする多くの人と出会い、学び、共感したり疑問に思ったりすることで、より一層お城のことが好きになれた。
お城ブームは確かにあるのだ!と再認識することができた。
冷え切ったみなとみらいの風も、高揚感に包まれた私にとってはむしろ心地良く感じられた。
お城めぐりビヨンド
日本にあるお城は、小さなものまで含めると2万とも、五万とも言われている。
一日一城巡っても50年以上かかる、まさに一生モノの趣味だ。
私はこの一生モノの趣味を誇ってこれから生きていきたいし、ひとつでも多くのお城に登城したいと思う。
と、いうわけでこれから本noteではお城の素晴らしさを伝えるべく訪問したお城の記録を残す
「登城記」
を付けていくこととする。
•見てくださった方がお城に興味を持つ。
•私自身の登城の備忘録になる。
•お城写真で圧迫されている私のiCloudのストレージも救われる。
まさに近江商人もびっくりの三方よしのnoteを目指そうと思う。
というわけで今後ともよろしくお願いします!
おしまい。
※おまけ
お城EXPOの厳選プログラムがオンラインで聴講できるオンライン視聴券がチケットぴあで販売中です。
1/3まで視聴可能なので年末年始の休暇にぜひご視聴なさってはいかがでしょうか?
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