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ちび

ちびが死んで2度めの命日を過ごしました。
やんちゃな雌猫、キジトラ猫でした。

母はよく言いました。
「ちびのお母さんは随分と地味な服を着せてくれたんだねえ」
そうしてやさしくちびを撫でるのでした。
ちびはむかっ腹立つのが早い猫だったので、大抵手を噛みつかれてましたが。
わたしも引っ掻かれ傷が絶えなかったですが、そんなのを許せちゃうほどの存在でした。

やはりわたしはキジトラが大好きです。
母も同じ気持ちだと思います。
ちびがそうだったのですから…









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