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一路一想 #8

ススキが風に揺れているようすを見ると、歌っているのだな、と感じる。

秋の稜線

自然は人間と違うから、まわりにたいして自分の行いの意味を求めたり、それに名前を付けたりすることはない。

けれど、同じ場所にいて、同じときを過ごしている仲間であるから、私は自然を「まるで人間」であるように見ている。

それが、新しい見え方へと続くのか、見方を狭めてしまうだけなのかは分からない。

種苧原へつづく道の土地で振り返る

そのような距離感で今日も一路一想を続けている。

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