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一路一想 #4

金倉山の頂上に向かう道の途中にある棚田で撮影しました。

下から風が駆け上がるように吹いていた日。

カメラをセットして周りを見ると、鳥除けの凧が風に乗って翼を広げているのを発見しました。

力いっぱい翼を広げる姿をとらえるタイミングを待ちます。

そして、畦道が交わる土手に陰が重なった瞬間、シャッターを切りました。

関心をもたれ人の目に追われる風景ではないのかもしれません。そういう風景は「しまわれた風景」と表現することもできると思います。

私はその風景をこそ探し求め、出会い、ひらいていきたいと考えています。そのための「一路一想」なのです。

稲架掛け

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