23年3月18日 その5684『逢坂誠二の徒然日記』(7381)
夜明け前の都内、昨日からの冷たい雨が降り続いています。気温8度です。今日は日中は雨、気温も上がらず9度程度との予報です。
1)日本の公文書管理の課題
国会のたびごとに公文書のあり方について問題になります。日本の公文書管理は、なぜもこんなに酷いのでしょうか。根本的に公文書を重視する文化がない印象です。これでは日本の民主主義は劣化するばかりです。私が思う現時点での課題は以下です。
*行政の活動の何をどう記録するかのルールが曖昧
*頻繁に作成されるメモの扱いが不明確
*メモはもとより、いわゆる決裁文書も何をどう保管するのか曖昧
*公文書管理の権限の大分部を公文書を作成する側が持っている
*公文書に関する専門性のある職員が圧倒的に不足
*公文書に関し強い権限のある独立性の強い組織、機関がない
*公文書に関する専門性のある職員が圧倒的に不足
*行政情報は役所のものではなく国民のものであるとの基本認識が不十分
(つまり情報公開が原則、しかし現実は情報非開示が原則)
日本の公文書は、そもそも基礎ができていないのです。こんな状態の中で、電子化とかといっても砂状の楼閣です。日本の公文書管理を根本から見直さなければなりません。もちろんこれは簡単な作業ではありません。以前から指摘する通り、適切な公文書のあり方を実現するのは、公務員の遺伝子を入れ替えるほど時間のかかる相当に困難な仕事ですが、ここを正さない限り、国会でも生産性の低い不毛な議論が繰り返されます。
さあ今日も ブレずに曲げずに、確実に前進します。
===2023.3.18===
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