政治刷新会議は冗談か?/逢坂誠二 #7680
【24年1月11日 その5983『逢坂誠二の徒然日記』 #7680】
夜明け前の都内は、空全体に薄雲が広がり星は見えません。2度です。日中も曇りですが、夕方には晴れる見込みです。気温は8度と昨日よりは低いようです。今日は帰函し、地元を歩きます。
1)政治刷新本部は冗談か?
岸田総理が本部長となる「政治刷新本部」の話を聞いて、冗談なのかと耳を疑いました。
自民党は、この間、何度もカネの問題でトラブルを起こしています。
2019年以降、自民党議員が8人が逮捕・起訴されています。
IR汚職事件:秋元司元内閣府副大臣
公選法違反:河井克行元法大臣と妻の案里元参院議員
収賄:吉川貴盛元農水大臣
公選法違反:菅原一秀元経済産業大臣
政治資金規制法違反:薗浦健太郎元外務副大臣
収賄罪:秋本真利元外務政務官
買収:柿沢未途前法務副大臣
自民党はこうした事件ごとに根本的な対策を講ずることなく、本人が離党や辞職をすることでお茶を濁して凌いで来ました。
そして今回、また池田衆議院議員が政治資金規制法違反の疑いで逮捕されました。
自浄作用ゼロです。
岸田総理は「政治の信頼回復に向けて自民党の体質を一新すべく先頭に立って戦う」と語っていますが、逮捕と起訴を繰り返している自民党はまた同じ轍を踏むのではないでしょうか。
その理由は以下です。
そもそも今回の裏金の全容が明らかになっていません。自民党自らがその全容を明らかにする取り組みも行なっておりません。病気の場合、適切な診断がなければ治療方針も薬の処方もできません。全容を自ら解明し、説明するつもりもない、つまりやる気がないのに、刷新本部を立ち上げてもいい加減な対応策に終わるだけです。
先の予算委員会で、総理はこの裏金については、派閥の問題と言って逃げ回っていました。しかし今回の本部は、麻生、茂木、森山といった派閥領袖、まさに派閥政治の権化のような方で構成されています。こんなことで派閥の問題に切り込むことができるとは思われません。
茂木さんは、線香配布で公選法違反を疑われた方です。小渕さんは、選挙区内でワインを配ったり、億単位で収支報告書への不記載が疑われたりした上、証拠となる機器にドリルで穴を開けたともされています。このような方々に「自民党の体質の一新」などが期待できるのでしょうか。
私から見ると、こんな政治刷新本部は悪い冗談にしか思われません。こんな目眩しに騙されてはなりません。
さあ今日も、ブレずに曲げずに、確実に前進します。
===2024.1.11===
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