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誰でも通園/逢坂誠二 #7665
【23年12月27日 その5968『逢坂誠二の徒然日記』 #7665】
夜明け前の函館、雲が広がっていますが、雪は降っていません。氷点下3度程度です。日中も氷点下1度。雲が多めの天候ですが、夕方には晴れる見込みです。
1)誰でも通園
就労要件を問わずに保育所を利用できる新たな「こども誰でも通園制度(仮称)」について、色々な意味で少し注目が集まっています。
この制度は2025年度に恒久化した上で、26年度から全国展開するといいます。
*生後6カ月〜3歳未満のすべての未就園児が対象
*市町村が指定した保育所、認定こども園などの導入を想定
*実施中のモデル事業を150自治体程度まで拡大
*法律上の制度と位置付け、実施自治体を「手上げ方式」でさらに増やす
*保育士の人材確保が課題になることから2年間の経過措置も設ける
*保護者負担は、1時間あたり300円程度を目安
*1人あたりの利用上限について「月10時間」に設定
*子どもが慣れるための対応として「親子通園」も可能
このような制度になる見込みです。誰でもが保育対象になるのは悪くないと思いますが、色々な課題もあります。
*保育士など人員の確保は可能か
*月10時間は少ない
*予約やキャンセルがし易ければ現場が不安定になる
こんな問題をはじめ現場からは、様々な懸念が出されています。この制度は試行錯誤を経て、良い仕組みに育てていくしかないのかもしれません。
子育て支援は重要な政策ですが、日本の少子化対策は、出産よりも前の課題解決に力を注ぐ必要があります。
さあ今日も、ブレずに曲げずに、確実に前進します。
===2023.12.27===
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