22年12月28日 その5604『逢坂誠二の徒然日記』(7301)
今朝の函館の朝、空全体に雲が広がっています。気温1度、日中は1度。12月末とは思われない気温です。
1)秋葉大臣の更迭
昨日、秋葉大臣が事実上、更迭となりました。岸田総理の判断は、あまりに遅すぎます。秋葉大臣は、いわゆる「政治とカネ」の問題に加え、影武者などの公選法違反の疑いもあります。これまでの国会答弁では、それらに十分な説明もできないまま時間だけが浪費されました。しかも復興大臣としての職務にも影響が出ていました。被災地の皆さんも、秋葉大臣が何を言っても信じられない、そんな思いだったのではないかと思います。岸田総理は、こうした秋葉大臣の様子を近くで見ていた方です。早めに更迭し新たな体制で、内閣の職務に全力を尽くすべきだったのですが、年末のこの時期にずれ込みました。判断が遅いのはいうまでもありません。閣僚 4人目の更迭によるダメージを年末年始の喧騒で打ち消そうとする意図があるならば、国民のことよりも自己保身を優先させた姑息な判断です。
杉田総務大臣政務官も更迭もも遅すぎます。また政務官を辞任すれば済む問題ではありません。これまでの言動を考えるとそもそも政治家としての適格性に欠けます。自民党として適切な対処をすべきです。
2)報道や情報公開のあり方
少し前のことになりますが、静岡県の3人の保育士が園児を虐待していた事件が発生しました。これは許されるものではありません。どのような実態だったのかを明らかにして、確実な再発防止策を講じなければなりません。一方、この保育所の事件と相前後して、名古屋刑務所で多くの刑務官が受刑者に暴行を重ねていたことが判明しました。これも許されることではなく、政府はその実態を明らかにし、再発防止策を講じなければなりません。
保育所の件は、ニュース番組などで、3 人の保育士の顔写真が繰り返し流されました。虐待の内容についても繰り返しの報道がありました。園児への虐待は許されるものではありませんが、私はここれらの報道を見て、少しやり過ぎではないかと感じていました。特に、あそこまで執拗に顔写真などを流す必要があったのかと感じていました。
他方、刑務所の件についての報道は、この園児虐待に比べると控え目に見えました。朝や昼間のニュース番組でもあまり目にすることはありませんでしたし、暴行を加えた刑務官個々について語られる場面は無かったかもしれません。明らかになっているのは次の事実です。
「暴行に関与していた刑務官は22人。去年11月上旬から今年8月下旬にかけ、60代、50代、40代の男性の受刑者3 人に、顔や手をたたいたり、アルコールスプレーを顔に噴射したり、お尻をサンダルでたたいたりしていた。関係した刑務官らは20代~30代。採用から3年未満の者がほとんど。」
いずれの事件も重要なものですが、園児虐待の件はもっと慎重な報道であるべきだったと思いますし、受刑者暴行の件は、もう少し丁寧に情報公開されるべきではなかったかと思います。この2つの事件の報道や情報開示のあり方について、私は怖さを感じています。
さあ今日もブレずに曲げずに、確実に前進します。
===2022.12.28===
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