公立学校の先生処遇改善/逢坂誠二 #7786
【24年4月26日 その6089『逢坂誠二の徒然日記』#7786】
午前4時、都内は東の空が若干明るくなっていますが、空全体は暗いままです。多少雲がありますが、星も見えます。気温15度。日中は雲時々晴れ、27度の予報です。
今日は、都内で仕事の後、札幌、さらに夕方には帰函する予定です。
1)公立学校の先生処遇改善
学校の先生の長時間労働やブラックな状態が問題になっていますが、公立学校の先生は、いくら超時間労働をしても、給料4%相当分の手当しか支給されません。その根拠は、定額働かせ放題と揶揄される給特法(教員給与特措法)です。
中教審では、公立学校教員の処遇改革案を検討しており、今回、素案がまとまりました。
その柱は、時間外勤務手当を支給しない代わりに基本給に一律上乗せする「教職調整額」を現行の4%から10%以上に増額することです。
実現すれば、1972年の給特法施行以来、初の増額です。しかしお金を増やせば良いという問題ではありません。
実際の労働時間に見合う時間外手当が支給されない制度の骨格は維持され、やっぱり定額働かせ放題状態は変わりません。
最も肝心なことは、常態化している長時間労働を解消し、教員の労働環境を改善することです。そうしなければ教員志望者は減るばかりです
教職員定数の増加や先生をサポートする体制の強化などによって、残業を大幅に減らすなど、抜本的な改革が必須です。
さあ今日も、ブレずに曲げずに、確実に前進します。
===2024.4.26===
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