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日本再生の鍵「あたりまえの政治」/逢坂誠二 #7585

【23年10月8日 その5888『逢坂誠二の徒然日記』 #7585
夜明け前の函館の空、雲が広がっていますが、日中は晴れの予報です。朝の気温は10度、日中は18度の見込みです。

昨夜は、居酒屋「晴れたり曇ったり」で政治塾を開催しました。晴れ雲が閉店するとのことで寂しい限りです。

1)日本再生の鍵「あたりまえの政治」
日本の政治は、私の知るいくつかの世界のあり方から見ると異常な状態にうつります。

情報非公開、不都合なことは記録も公開もしない不適切な公文書管理、国会での嘘の答弁、こうしたことは普通の国ならば行われることのないことだと思うのですが、このあたりまえのことが日本で実現していません。

日本では、予算案も法案も与党が納得するまで、基本的には公開されません。つまり国民にも知らされないということです。

政治や行政が民主的であるか否かの判断の一つは、政策決定の過程が公開されているかどうかです。日本では、政府と与党、一部の利害関係者や団体が密室で予算案や法案を作成します。当事者たちは、密室だとは認識していないでしょうが、国民に公開されないのですから、それはまさに密室です。ここが与党の権力、利権の温床、源泉です。

そうやって生み出された予算案、法案の国会審議は、与党にとっては何の意味もありません。既に十分審議して案を作成した訳ですから国会で審議する意味はないのです。政府と与党のやるべきことは、素早く、あるいは会期内に、原案通り予算案や法案と成立させることです。国会審議を通して、より良い予算案や法案にするという意識は、政府与党には、ほぼ皆無だと私には思われます。だから政府提出の予算案や法案が、国会審議で修正されることは極稀れなのです。

しかしこうした中であっても、我々野党は、予算案や法案を少しでも国民のためになるものにしたいとの思いで、課題や問題点を指摘して審議を行っています。

政策案決定の過程を政府与党が独占していることが、日本の国会の大きな問題の一つです。

さらに文通費は、領収書を添付して使途を公開するのは当然のことです。

とにかくあたりまえの政治を実現して、ある一定の期間毎に政権交代が行われることが、日本再生の鍵です。

さあ今日も、ブレずに曲げずに、確実に前進します。
===2023.10.8===

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