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1次産業を守り育てる(逢坂誠二の徒然日記)
【25年2月13日 『逢坂誠二の徒然日記』8079回】
午前4時の都内、西の空に明るい満月が見えます。気温3度程度です。日中も概ね晴れ、13度程度になる見込みです。
昨日は、東京から札幌、函館を回り、再度上京しました。ところが途中の移動でトラブルがあり札幌の会議には出られず。さらにトラブルは続き函館からの最終便が1時間近く遅れました。何のために札幌に行ったのか、空振りとなりました。
1)1次産業を守り育てる
私が1次産業を重視するのは、1次産業がなければ国を維持するのが難しいからです。
農業を例に考えてみます。
1. 食料安全保障の問題
日本の食料自給率(カロリーベース)は現在約38%(2022年)と低く、多くの食料を輸入に頼っています。しかし農業が衰退すれば、食料の供給を海外に依存することになり、戦争や国際的な物流の混乱、輸出規制などの影響を大きく受けるリスクが高まります。特に、コメや野菜などの国内生産がゼロになれば、食料価格の高騰や供給不安が生じる可能性があります。
2. 経済への影響
日本の農業はGDPの1%程度(2022年)ですが、関連産業(食品加工、流通、農機具製造など)を含めると約10%といわれています。農業が衰退すれば、関連産業の雇用も失われ、日本の経済、特に地方経済が深刻な打撃を受けます。また、海外からの輸入依存が増すことで、食料の輸入コストが膨らみ、貿易収支にも悪影響を及ぼします。
3. 農村の崩壊と環境問題
日本の農村地域は農業を基盤にして成り立っており、農業が消滅すると人口減少がさらに加速し、地域社会の存続が危ぶまれます。さらに、農地の荒廃が進むと、生態系のバランスが崩れ、土砂崩れや洪水などの災害リスクが高まる可能性もあります。
4. 文化・伝統の喪失
和食文化は日本の農業と密接に関係しており、米作りや発酵食品(味噌・醤油・漬物など)の伝統も農業なしには維持できません。伝統行事(例えば田植え祭りや収穫祭など)も失われ、日本のアイデンティティの一部が消えてしまいます。
言うまでもなく、日本の農業は経済的・社会的・安全保障の面で欠かせない役割を果たしています。 食料の生産を支える農業は、代替の効かない重要な産業です。そのため、農業の衰退を防ぎ、持続可能な形で発展させるには、農業のDX化(スマート農業)、新規就農者への支援強化、農地の有効活用 などの具体的な対策を進めていくことが不可欠です。そのため、これらの取り組みを通じて、日本の食料安全保障と地域経済の維持・発展を図って参ります。
【25年2月13日 その6382『逢坂誠二の徒然日記』8079回】
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