国会の空洞化/逢坂誠二 #7832
【24年6月11日 その6135『逢坂誠二の徒然日記』#7832】
午前4時の都内、多少雲はありますが、青空が見えます。朝の気温20度程度。日中も晴れ、29度になる見込みです。週末の行脚で多少の疲れがありますが、全力投球です。
1)国会の空洞化
先月、日本ペンクラブが「国会の空洞化に抗議します」との声明を発表しました。
重要な法律や政策が熟議を経ずに決まってしまう現状を問題視し、「国権の最高機関であり言論の府である国会の空洞化を、これ以上看過できない」と述べています。
ペンクラブのメンバーは1200人あまり。会員には、多様な意見があり法案や個別政策の賛否は多種多様だと思いますが、このペンクラブが、国会に異論を唱えたのですから、そのことを重く受け止めなければなりません。
ペンクラブが問題視するのは、法案の中身もさることながら、議論のあり方なのだと思います。
ある命題に対し、多様な意見を戦わせること。
その論戦の中で、必要に応じて命題が修正されること。
この一連の過程を国民が共有できること。
多様な意見の発露、論戦、必要に応じた命題の修正。この過程の共有。これらは民主的な手続きとして極めて大切なことです。
しかし今の国会は、国会にある命題が提出されたら、ほぼ全て修正されることはありません。
意見の発露も論戦も、政府与党だけの国民に見えないところで行われます。国会では、主に野党の主張がやりとりされ、与党と政府は提出命題を原案通り守ることに終始することになります。
これは健全な状態とは言えないのです。
ペンクラブの抗議を重く受け止めて、少しでも改善できるよう食らいつきたいと考えています。
さあ今日も、ブレずに曲げずに、確実に前進します。
===2024.6.11===
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