半分ロボの人間も大喜び
100万年ぶりにマクドナルドでフィレオフィッシュを食べた(この「〜ぶり」を大袈裟にするユーモアは数字の設定が肝となるわけだが、「425134549134549年ぶり」とかのランダムに数字を並べるパターンは面白いでしょ?感が出過ぎている気がしてやや恥ずかしい。しかしキリのいい数字はキリのいい数字で、「100億年ぶり」とかになると無邪気さをアピールしている感じが出ていてそれはそれで嫌である。その辺の諸々を踏まえると結局「100万年ぶり」あたりが落とし所でないかと思うのだが、そもそもそこまでしてやる冗談でもない気がするし、100万年は100万年でそれなりに恥ずかしいしで、だったら最初からやらなければよかったような気もする)。
久しぶりのフィレオフィッシュはとても美味しかった。改めてじっくり見ると、バンズが思っていたよりも綺麗な円形で、白身魚のフライはすごく四角い。スライスチーズも四角だ。こんなにも◯と⬜︎だけで構成された食べ物は他にないのではないか。無機質な記号で形成されているその風貌はまるでディストピア世界の食べ物のようでもあるが、そのつもりで食べると味わいが豊かでギャップを感じる。ディストピア世界でこれが出てきたら半分ロボの人間も大層喜ぶだろう。「こんなに美味しいものを食べたのは5726184394816794551年ぶりだ!」とか言って(不思議なもので、半分ロボの人間に言われると「本当にそうかも」ってなる)。
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