フロントガラスの未来
今話題のAIスピーカーであるクローバーやアレクサなどがよく話題にあがることも多いだろう。室内で音声のみで、照明をつけたり、音楽を流したりといった使い方ができる。色々と便利にしてくれるが、より音声による操作が必要とされるところがあると思う。それは自動車である。正直、家での照明のオンオフは手動でやろうが、まったく問題はない。なぜなら、両手が使える状態にあり、行動の制限自体がまったくされていない状態である。一方で、運転中であれば当然のことながら、両手は使えない状態であるのだ。個人的には、音声操作の技術は自動車こそ必要なモノだと思われる。
今後音声操作をはじめとした様々なテクノロジーが未来の自動車には、組み込まれていくだろう。その中で今回注目していきたい最新テクノロジーの一つがHUD(ヘッドアップディスプレイ)である。HUDとは、スピードのパラメーターや交通情報などをフロントガラスに虚像として投影して、運転者の2~3メートル先に浮かんでいるように見せる技術である。既に車載用の小型パネル等で販売や国産の量販車に搭載されているものもある。
個人的な意見としては、今後これらのテクノロジーの発展にかなり期待をしている。それは、まず第一に近未来感あふれる技術という点である。車のフロントガラスに様々な情報が映しだされるイメージは、それこそ私の好きなアイアンマンの主人公トニー・スタークが研究室で、立体的なホログラムを操るシーンを連想させるのである。圧倒的な近未来感がそこには待っているのではないか。第二に安全性の向上が期待できるという点である。フロントガラスに標識などの様々な情報を集約して表示すれば、運転中に視線をあっちこっちにそらす必要はなくなるのである、その為、目の前の運転に集中できるといった安全性の高まりが期待される。ただ一方で、実物と映像の混同が起きてしまい、事故につながってしまうのではないかという懸念もあります。
さらに今後のテクノロジーの発展により、フロントガラスのみならず、それを飛び出して、ほかの車両や歩行者、標識、車線などにARと呼ばれる拡張現実を重ね合わせることで、ぶつかる恐れのある対象物に対して警告を出すようなAR型のHUDも期待されている。
それはそれで運転するときに野良猫とかに、ビックリマークがついていたりしたら、こちらの方がビックリしそうだが…
なんにせよ、今ある自動車の形が今後大きく変化していく可能性はあり、よりよいモノになっていくことだろう。
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