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#Steam かまいたちの夜1+2 実績コンプ


実績コンプまで

37時間3分。

https://truesteamachievements.com/game/3-V17/achievements?gamerid=66612

完走した感想

かまいたちの夜というゲームがある。
ゲームという表現が適切かどうかすら議論の対象になる、一種の芸術作品として高い評価を得た作品だ。
しかし、熱狂的なファンを世界中で獲得したにも関わらず、2002年に2が出て以降、ナンバリングの新作は出ていない。
いや、真かまいたちの夜というゲームが2011年に発売されていた気もするが、あれは「真かまいたちの夜」であって「かまいたちの夜」ではないのでノーカンだ。
とまあ、熱狂的なかまいたちの夜ファンが、かくいうぼくもその一人ではあるのだが、20年以上に渡り「かまいたちの夜3」はいつ出るのだろうとインターネット地縛霊と化してツイッターでかさこそかさこそしていたとある2024年6月、突然任天堂社に動画収録の度に都度記憶を消されているとSNSで話題の坂巻快人氏(うじ)から「かまいたちの夜3」が出ると発表があった。
ぼくは信じられなかった。
フェイクニュースだと思った。
一通り目を通した全てのインターネットメディアがぼくを騙そうとしていると。
しかし、ステマくせえタイミングでわしゃがながかまいたちの夜2フルボイスエディションを突然遊び始めたことを思い出し、これはかさこそかさこそかさこそかさこそなのだと思った。
そこから毎日ぼくの心はぴょんぴょんぴょんぴょんぴょんぴょんぴょんぴょんぴょんぴょんぴょんぴょんぴょんぴょんぴょんぴょんぴょんするんじゃあしていた。
いや、他の人から見たら「ミ……ミ……ミミミ……ミミミミミミミミミミミミミミミミミミミミミミミミミミミ……!!」とインターネットセミがほぼイキしているようにしか見えていなかったかもしれないが。
そして発売となった9月19日、ぼくはかまいたちの夜を早速プレイした。本当はデッドライジングデラックスリマスターをやっていた。
しかし、「はじめから」を選んだぼくの目の前には「かまいたちの夜」「かまいたちの夜2」の選択画面しか出てこなかった。
どういうことだろうと疑問に思ったが、22年ぶりの続編なので旧作を忘れている、あるいは初めてプレーする令和生まれのために1と2のトゥルーエンドを見たら3が解放される仕組みなのだろうとぼくは自分の信仰心を信じることにした。
そして、それはすぐに裏切られることとなった。
金のしおりまで遊んでも、1も2もいわゆる「本編」にあたる「ミステリー編」しか収録されていなかったのだ。
これはどういうことなのだろう。
チュンソフトに騙されたのか?
かまいたちの夜の続編が出るというのはやはり嘘だったのだろうか。
それともかまいたちの夜3を遊ぶまで死ねないというぼくの執念が見せた走馬灯なのか。
頭の中の疑念を振り払いたくて1と2の全エンディング回収からさらに15時間ほど3を探したのだが、かまいたちの夜の続編なんてものは存在しなかった。ただそれだけの事実がぼくのSSDを4GBも埋めていた。いや解像度上がった割に容量少ねえなおい。
そろそろ夢から覚めなくては。いや、これが現実なら現実から覚めなくては。さようなら、真理とヒグマ…。
ぼくは消えゆく意識の中で気付いた。3というのは1たす2のことでないのか。つまりこれはかまいたちの夜1と2の本編をコンパクトにまとめたお試しセットなのではないか、と……。
ぼくはこの発見をnoteに書きながら思った。
持っててよかった、PSP。

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