【旅行記】長浜に行ってきたよ(竹生島、長濱浪漫ビール、黒壁スクエア)
GW中に、滋賀に住んでいる友人と遊ぶ機会があった。
琵琶湖の、いわゆる湖北地方に位置する長浜市で遊んできたので、今回はそのレポートを書いてみたい。
1.フェリーで竹生島へ
午前中に集合した僕達は駅から徒歩15分ほどでフェリー乗り場に向かった。
予約して行ったから良いものの、当日乗船しようとすると、すぐには乗れず、次回の便などに回されるようだった。
皆さんも、土日や行楽シーズンには予約しておくことをオススメする。
その日は天気に恵まれ、風を切って進むフェリーが心地よかった。
片道30分ほどだが、船内でちょっとした案内が流れていたこともあり、終始退屈はしなかった。
島自体が聖域と言うこともあり、入場料400円を支払って入場。
フェリーが往復3200円だったので、トータル3600円とまあまあな出費ではある。
竹生島の歴史は、古墳時代まで遡る。
小さな祠が祀られたところからスタートし、奈良時代に行基が四天王像を安置してから信仰が本格化したようだ。
ほんと行基と空海はどこにでも出てくるな。
御伽草子や平家物語にも出てくるし、織田信長や豊臣秀吉も参詣している。
特に秀吉は長浜発展の基礎を築いたため、地元では親しまれているキーパーソンだ。
神仏一体の聖地として、都久夫須麻神社と言う神社と宝厳寺と言うお寺が一緒になっている。
お寺で祀られている弁財天は、神奈川県は江ノ島にある江島神社、広島県は宮島にある厳島神社と共に、日本三弁財天に数えられる。
他にも伝説としては、金糞岳の神の首が琵琶湖に落ちて島になったとも言われている。
帰りのフェリーを待つ間、お土産屋さんで軽食。
おでん、近江牛まん、アイスもなかと舌鼓を打つ。
帰りは船室に入り、織田軍と浅井・浅倉連合軍の琵琶湖周辺での激戦についての案内を聴きながらゆったりとソファーでくつろいだ。
2.ジャパニーズの真髄、長濱ビール・長浜蒸留所
実はコレが一番楽しみだったかもしれない。
フェリー乗り場から徒歩5分ほどで辿り着ける場所に、長濱ビール・長浜蒸留所がある。
ビール製造は1995年からで、日本のクラフトビール製造の先駆けと呼べる。
2016年からはウイスキー製造を開始し、こちらも国内外から高い評価を受けている。
蔵を改造して作られた工場・レストランが一緒になっている造りで、施設に入るやいなや強烈な匂いが鼻腔を襲ってくる。
発酵したモルトとアルコールの、妖艶な甘さと呼べるような匂いだ。
酒好きには興奮材料以外の何物でもないが、お子様やお酒が苦手な人にはちとキツイかもしれない。
特に予約もしていなかったが、しばらく待つとレストランに入場できた。
時間がなく今回は割愛したが、ウイスキーの試飲もできる。
レストランでは造りたてのビールやウイスキーを美味しい料理と楽しむことができる。
フードのオススメは近江牛のローストビーフとサイコロステーキなのだが、腹ペコの猛獣と化していた僕らは写真を撮ることを忘れていて、テーブルに置かれるや瞬く間に平らげてしまった。
反省である。
ローストビーフはかなりの厚切りだが肉質がきめ細やかでとろけるような舌ざわり。
サイコロステーキについては冷めても硬くならない。
1980円で90分飲み放題、造りたてのビールやウイスキーを楽しめてこの価格は破格としか言えない。
酒を口に含んでは肉にかじりつきを繰り返し、至福の時間を過ごした。
3.黒壁スクエアでブラブラ
最後は黒壁スクエアで散歩した。
お腹いっぱいだったので、今回は食べ歩きは見送り。
歴史を感じる建物と、昭和を感じさせる商店街とが融合した、浪漫ある街並だ。
アーケードの終わりには大通寺という、そこそこ大きいお寺もある。
観光資源に恵まれた街だと言うことは勿論あるが、黒壁スクエアの活気は地方商店街にしては珍しいものだ。
関西圏~中京圏からのアクセスの良さもあり、今後も独自の発展を遂げていくだろう。
まとめ
長浜は観光地がコンパクトにまとまっていて、日帰りレベルで楽しむには十分だと思う。
勿論湖畔のホテルに泊まってゆっくり過ごすのも良いだろう。
自然が好き、歴史が好き、街ブラが好き、お酒が好きと、いろんなニーズに応えられる街。
また機会があれば行きたいと思う。