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房総半島からピッチピチをお届け!ハイコスパ回転寿司「やまと」に迫る!

世の中に回転寿司チェーンはたくさんある。
一皿100円ほどから食べられる大手4社はもちろん、一皿数百円で食べられる中価格帯もあるはずだ。

皆さんは格安チェーンでお腹いっぱい食べたい日もあれば、ちょっと値が張っても美味しいお店で食べたい日もあったりしないだろうか?

僕の住んでいる街には「やまと」という回転寿司屋さんがある。
僕はこの「やまと」が大好きで、月に2~3回ほど通っている。

とにかくこの「やまと」がコスパ最強なので、皆さんにオススメしたいと思う。
(ないとは思うが、この記事の影響でお店が混むようになるとそれはそれで僕が困りはする)

1.房総半島直送のネタがうまい!

房総半島はチーバくんの首から下あたりを指す。
黒潮が流れ込むので、沿岸部は古来から漁場として栄えた街が多い。

まずは公式サイトを見てほしい。
漁場と直結」の文字がロゴにあるはずだ。

水産卸売会社が経営している回転寿司チェーン、それが「やまと」だ。

とにかくネタが新鮮、それに尽きる。
特に房総半島で水揚げされた後、店舗に直行するネタはすさまじく新鮮だ。

格安チェーンやスーパーを悪く言うつもりはないが、それらのお店のネタはいずれもペラペラというか歯ごたえを感じないものが多い。
しかし「やまと」のネタは筋肉質で弾力がある。

だいたいどこの店でも時間が経ちボロボロになりがちな、しめさばですら身がブリブリだ。
生命をいただいている実感も湧いてくる。

もちろん房総半島以外からのネタもあるのだろうが、そこも水産卸売業者の腕の見せどころ。
中間業者を介さない分、仕入れてすぐに店舗に運ぶスピードがあるのだろう。

また店によるかもしれないが、「回転寿司と言いつつ回転していない」ところも新鮮さの理由の一つだ。
どういうことかというと、オーダーを直接届けるためのレーンが配備されているため、注文の都度自分の席にオーダーが流れてくる仕組みなのだ。

つまり「回転寿司のレーンがある、回らないお寿司」と言えるかもしれない。
これが握りたてをすぐ口に運べる、抜群の鮮度を生む要因の一つになっている。

ただ鮮度や流通コストの都合から千葉県をはじめとする一都二県にしか店舗は展開していない。(現在は東京、千葉、茨城)

これは静岡県のさわやか同様、「品質や価格を安定させるため商圏を絞る経営判断」のためと思われる。
もしかしたら今後、あなたの街にもできるかもしれない。

2.ネタのクオリティに対して価格が安すぎ!

ここまで読んでくれたあなたは「でもお高いんでしょ?」と思うかもしれない。

正直、価格はピンキリで一皿140円から970円まである。
(刺身盛り合わせなどの一品料理などは除く)

ただ、いずれもお値段以上のクオリティであることは保証する。
ご満足いただけなかったら僕に石を投げつけてもらっても結構だ。

高価格帯の商品はいずれも高級ネタか、三貫セットや五貫セットなどセット系だ。
ぼったくるなんてこととは縁遠いことを察してもらえるだろう。

耳よりおトク情報だが、来店時にアプリを店員さんに見せることで味噌汁がサービスしてもらえる。
時期にもよるが、たっぷりあおさの浮いたあおさ汁や、ゴロゴロした身の入ったアラ汁なども無料だ。

僕は友人と「やまと」へ行った時、ドヤ顔でタダでカニ汁を啜っていた。
この情報強者ゆえの優越感をぜひ皆さんにも味わってもらいたい。

僕は普段「お寿司6皿 + デザート or 茶碗蒸し」くらいの量を食べている。
(味噌汁は上記の通り無料)
金額的には税込みで2500~3000円といった程度だ。

この金額を高いと感じるか安いと感じるかは人それぞれだと思う。

ただ伝えておきたいのが、「僕が格安チェーンで食べる時も、だいたい同じ金額」になるという事実である。

僕は格安チェーンでは10皿ほど食べる。
「やまと」と食べる量に差があるのは、「格安チェーンはネタもシャリも小さい」のが影響していると思う。

そして格安チェーンであっても、100円台のネタの数は限られているので、食べたいネタは自然と200~300円台に集中する。
なので10皿食べるとだいたい同じ金額に落ち着くのだ。

格安チェーンはたくさん種類を食べられるといううれしさがあるのに対し、
「やまと」は一皿あたりの質的・量的な満足感が高い。

そしておどろくべきことに、お会計時に次回から使えるクーポン券を配布してくれたりするのだ!
※お店によって配布しているかどうかは異なる。

僕は先日、友人と2人で5500円ほど食べたが、会計時に4400円ほどになったのでたまげたものだ。
会計はいったん僕が立て替えたので、後で3000円よこしてきた友人に「2200円でいいよ」と言ったら彼もたまげていた。
※繰り返しになるが、配布状況は店舗によって異なる。
 ちゃんと食べた分は払えるくらいお金は用意しておこう!

3.おおつけオススメのネタ3品!

たぶん、皆さんの中にお寿司欲がムラムラと湧いてきたころあいだろう。

それでは、僕のオススメするネタを3品ほど紹介したいと思う。
ちなみに僕は自他ともに認めるほど趣味が渋い

友人と京都旅行した際も「行く先が寺ばっかじゃねーかよ!」とキレられ「寺見に来てんだろーが!」とキレ返す程度には趣味がジジ臭い。
寿司ネタも同様だ。

僕もまぐろやサーモンなどポピュラーなネタは大好きだが、今回のチョイスはかなり渋めなことをご了承願いたい。

1.あじ

僕は初手に光り物を選ぶことが多い。
いきなり脂が強いものを食べてしまうと、その後のネタの繊細さを感じにくくなってしまうからだ。

僕にとって自席に流れ着いたあじのきらめきは、戦いののろしだ。

一般的にあじの刺身は繊維質に感じがちだが、「やまと」のあじは筋肉質で歯ごたえがある。
アシの早い魚だからこそ、鮮度の高さが食感に直結するのだ。

あじ、いわし、しめさばの三種類が楽しめる青魚三貫もオススメだ。

前述のしめさばも美味しいが、いわしもサッパリした脂が美味しい

2.とろカレイ岩塩炙り

個人的にこのネタが360円なのは、「やまと」の中で一番コスパがいいと思っている。
そのくらい一口の満足感が高いのだ。

岩塩が振られているので、ぜひ醤油をつけず、そのままかぶりついてもらいたい。
カレイの上品な甘みが、まるであなたの舌の上にビロードのじゅうたんを転がしたように広がっていくはずだ。

これに限らず「やまと」の岩塩炙り系はハズレがない
とろカレイ、大とろサーモン、赤えびの三種類がのった岩塩炙り三貫も、次から次へ脂のオンパレードが楽しめてオススメだ。

3.いくら

これに関してはもはや説明不要かもしれない。
一粒一粒きわだっていながら、トロリとした舌ざわりが至福の時間んをお届けする。

千葉は醤油の一大生産地ということもあり、いくらの味付けもしおっからくなく絶秒だ。

いくら、うに、ねぎとろの三種類が楽しめる極旨三貫もある。

640円と牛丼大盛温玉つきが食べられる価格だが、
ハレの贅沢と考えたら全然問題ない金額だと個人的には思う

他にも、ふわっふわになるまで身を叩いたなめろう、ふっくらとした身のうなぎあなご、通好みの生しらすなどオススメしたいものは多いのだが、今回は尺の都合で上記3品で我慢したい。

さあ「やまと」へ行こう!

ここまで読んでくれた皆さんは、もう今日の夜にでも「やまと」へ行きたいはずだ。

ローチェ(ローカルチェーン)という特性上、
「関東に住んでねーから気軽に行けねーよ!」という方も多いだろう。

そんな方は、ぜひ関東へお越しの際に足をのばしてみてほしい。
およそ回転寿司チェーンとは思えないクオリティを、スタッフでもない僕がお約束しよう。

最後に毎度のことながら、寿司の写真を撮っていない無能さを謝罪したい。
しかし徹底的に「やまと」側が鮮度に配慮したネタだからこそ、こちらもすぐに食べねば不作法というものだ。

以上のいいわけを残して、今日のところはお別れしよう。

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