Fujitsu Arrows Tab Q506/MEにWWANモジュールをインストールする
秋葉原のイオシスなどでよく売られているArrowsTab Q506/MEは、防水でCPUがAtomZ8500、メモリ4GB、ディスプレイが10.1インチのWUXGA(1920x1200)という、なかなか良いスペックを持っていてわりと普通に使えるタブレットです。
スペックの詳細はこちら。
WWANモデルはありますが。流石に中古ではなかなかありません。
MicroSDスロットの右にSIMスロットがありますが、黒いテープで塞がれています。
一応WWANモジュールを入れられるM.2.スロットはあるので内蔵してみました。
WWANモジュールはSierra Wireless EM7330になります。秋葉原で安いのを見つけたので330円で入手できました。アンテナは別の店で買ったのですが、コネクタの大きさが違いました。
EM7330はMHF4で、買ってきたのはU.FLという規格です。
無駄にしてしまった…
というわけで、Amazonで購入。
汎用 FPC基盤 3G 4G LTE EDGE GSM W-CDMA CDMA UMTS WWAN ワイヤレスWANモジュールなど用ミニサイズアンテナ 2本セット (MHF4 Cable=120mm)
まずは、Q506/MEを分解します。
分解は、有志の皆さんがまとめてくれたWikiを見ながら。
これが、WWANが入るスロットです。
これがmicroSDカードとSIMスロットの基板です。
黒いのが、SIMスロットを塞いでいるテープです。
ベリベリっと取っちゃいます。
モジュールを入れてアンテナをつなぎます。
アンテナは2本入っているので、MAINとAUXにつけましょう。
コネクタが壊れやすいので気をつけてください。
アンテナの後ろに粘着テープが着いていますが、確認するまでは貼らなくてよいです。
ここまで終わったら、ディスプレイを戻して電源投入してBIOSを表示させます。BIOS出すには音量キーの下を押しながら電源を入れます。
その他の内蔵デバイス設定で、WWAN&GPSが「使用しない」になっているので、「使用する」に変更し、BIOSの内容を保存して再起動します。
立ち上がったら、ドライバのインストールです。
ドライバは富士通のやつを使います。親切ですね。
EM7330ドライバ&ファーム
ドライバ、ファームのインストールは同梱されているreadme.txtをよく読みながら実行しましょう。
ドライバのインストール、ファームのアップデートが終わってシャットダウンし、起動すると認識されるようになります。
ここまで来たら、電源を落としてSIMをSIMスロットに入れます。
ちょっと分かりづらいかもしれないですが、欠けて無い方を入れる感じです。取り出すための機構がスロットに付いてないので、表面にセロテープなどでベロつけておくとか、ピンセットとか用意しておいたほうがよいと思います。
SIMを入れたら起動して確認します。
無事にSIMが認識されていたら、APNの設定をしてネットワークの接続ができるかを確認します。
無事に繋がりました。
つながったら、アンテナを筐体に固定します。
その後、分解の逆手順で組み立てして終了です。
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