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プロミュージシャンという位置
ふと投稿したことを見ていただいていることが分かり、大変励みになりました。
ありがとうございます。
プロ野球やボクシングのように音楽の世界にも「プロテスト」というものがあったらどれほど楽か?と20代で駆け出しの頃に真剣に思ったことをふと思い出しました。
境界線があったらあったで、無ければ良いのに、と自分の実力不足を棚にそんなことを思っていたかもしれません。
プロの音楽家・ベーシストとして活動をする上で履歴書や経歴書が必要無い、というのはその人の人柄や腕など、目に見えないもので力を証明していかなければならない、というのは本当の意味でプロの世界なのかもしれません。
「たった一席」
アーティストのサポートをする上で、用意されているベーシストの席は一席です。
ギターやキーボード、コーラス、弦などは複数の席があることがありますが、ベースに関しては一席です。
これにどう辿り着くか?
オーディションが昔はありましたが、今はあまり聞かなくなってきました。
ほとんどチャンスのほとんどがツテでそのチャンスが回っている気がします。
友達を増やし、仕事仲間を増やし、長年長年かかってその席を獲得できた、としても
一年だけツアーをして、様々な事情でアーティストの活動休止、コロナのような不測の事態、バンドの入れ替えなどで終わるというパターンも散見されます。
それでもプロとして続けていく心構えを持っていますか?
いつも生徒さんやご質問を頂く方々に話しをして半分以上の方が口を噤む問いです。
私は昨年お亡くなりになった大変著名なアーティスト様のベーシストとして18年ほど勤めてきました。
日本はおそらく7周位回ってますが、一度も気を抜いてステージに立ったことはありません。