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アイヌを知るため二風谷とウポポイへ ①概要 | 大人の学び

2024年10月中旬、日本の少数民族アイヌについて深めるため、北海道の平取町にある二風谷と白老町にあるウポポイに行ってきました。

アイヌについては、立命館大学のオンライン講義で札幌大学の本田優子先生のお話を聞いてから関心を持ち、本田先生の著作「二つの風の谷: アイヌコタンでの日々」を読んだり、アイヌの料理や狩猟など風習・文化がリアルに表現されているとして評価している「ゴールデンカムイ」(アニメ版)を見たりしていました。


二風谷は、本田先生が学生時代からアイヌ文化の研究・継承の活動を続けられてきた場所です。二風谷アイヌ文化博物館や萱野茂二風谷アイヌ資料館があり、再現されたアイヌの伝統的な家の中では伝統芸術の作業を見学することもできます。


ウポポイ(民族共生象徴空間)は、アイヌの歴史・文化を学び伝えるナショナルセンターとして平成6年に整備の基本方針が閣議決定され、令和2年に開館した施設です。博物館として資料を展示するだけではなく、伝統芸能を披露したり、近い距離で民話を口述したり、言葉や演奏、技能の教室を開いたりと、体験と交流ができるようになっています。


二風谷では萱野茂という人物が活動してきた足跡が感じられるものがあり、ウポポイでは無形文化の継承と近代的な展示施設・展示方法が特徴として感じられました。

2日かけて両方を訪れることで、理解が立体的になったように思います。

それぞれについては、このあと、その2、その3として別記事でまとめていきます。

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