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閉じなくなったエアコンの羽を修理 | 🏠おうちメンテナンス
エアコンの風向きを上下に動かす羽が不調だったのをモーターを交換して修理しました。
故障の状況、修理方法をどうやって見つけたか、必要なパーツをどうやって入手したか、作業で遭遇した「壁」について、経験をお話しします。
ただ、ご自身の作業の参考にするというよりは、「そういうことになっているのか。面白いけど、自分はやらんな。物好きなやつもおるもんや。」と、修理好きの自慢話としてお読みください。
🔸故障の状況
この羽の名称、シャープの取説では「上下風向ルーバー」とされていました。このルーバー(louver)が、年末に掃除をした後から、途中まで上がってはパタンと下がってしまうようになっていたのでした。
![](https://assets.st-note.com/img/1737205677-OFRif3zyCqGkrDmutnZ4vbT1.jpg?width=1200)
🔸修理方法をどうやって見つけるか
ネットで調べてみると、
このルーバーの不調の原因は、①ルーバー本体の、ルーバーを動かすモーターと繋がる部分が折れている、②このモーターが故障している、のどちらかであることがわかりました。
そして①の場合は部品交換で済むが、②の場合は業者による修理が必要であると書かれています。
エアコンのカバーを外して確かめると、残念ながらルーバー本体は壊れていません。とすると、業者の出張修理となります。
SHARPのサイトで修理の簡易見積もりをすると、結構な額が書かれています。
![](https://assets.st-note.com/img/1737206280-DPrfJsqCywvoLlM8c2i4Q9WA.jpg?width=1200)
同クラスの現行機が8万円くらいなので、およそ本体の4分の1にあたる金額を払うことになるようです。
常識的な方は、「仕方ないな」と諦め、電話をされるところでしょう。
しかし、修理好きの人間としては、もうひと粘りしたくなってしまいます。
再度ネット上の情報を探索してみると、別メーカーの古い機種ですが、モーターの交換をしているところを紹介している動画が見つかりました。「よしっ!」
この動画を見た限り、作業はそれほど難しいものではありません。プラスのドライバー1本でモーターをはずし、基盤につながっているソケットを抜いて交換すればいいようです。
🔸必要なパーツをどうやって入手するか
次は交換用モーターの入手です。エアコンの型番からモーターを検索します。
型番は本体の底面に貼られたシールに書かれていました。(ちなみにこのシールには、2018年製で設計上の標準使用期間は10年で、それ以上使うと発火や怪我が起こる可能性があるので使わないようにとの注意書きがありました。あと3年で買い替えです。)
[ sharp ay-h22s ルーバー モーター ]で検索したら、ずらっと結果が並びました。
![](https://assets.st-note.com/img/1737208078-IBWKAy73OrZ4kimYdwnRVqxS.jpg?width=1200)
ここから絞り込みです。ポイントは、2つ。対応するかの確認+送料を含めた価格です。
商品の説明に、全く同じ品番は記載されていませんでしたが、AY-H22Sに近いものがあり、これだけでは多少不安ですが、最後まで読むと、本体の製造番号で対応するものだと確認できるものが2つ見つかりました。
《販売店A》
![](https://assets.st-note.com/img/1737223660-hSBRmr5JCLbIW1G2aMkHldVX.jpg?width=1200)
《販売店B》
ほぼ同じ価格でしたが、《販売店A》はYahoo店で、たまたま1000円引きのクーポンが使えることがわかったので、ここに決めました。
在庫があり発注時間が遅くなかったので翌日に届きました。
![](https://assets.st-note.com/img/1737222573-VOdUwonXHB4INgA2a0mS9Lxy.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1737222618-15CJrtiHwEsVqo4FYOmbKQjf.jpg?width=1200)
定価+宅配料金と考えると両方の業者ともに適正な価格設定がされていたと言えます。
🔸作業で遭遇した「壁」
ご注意:ここからの作業はサービスマンによる実施が想定されています。感電の危険や誤って壊してしまう可能性があります。実施にはこのことを理解した上で、電源を切り、感電防止の手袋を着用することが最低限必要です。
実際の取り付け作業で遭遇した「壁」が2つありました。上で紹介した作業動画では触れられていなかった、自分で解決方法を見つける必要のある手順です。
一つは、モーターから出るケーブルをたどると、基盤に到達する前に金属製のカバーがあったこと。
もう一つは、古いモーターのケーブルを基盤に繋ぐソケットのロックの外しかたが分からなかったこと、でした。
ですが、ここは修理が趣味の人間です。観察により克服できました。
壁1の克服:この金属製のカバーは上下にあるプラスチック製の留め具を折らないように広げることで外れました。
壁2の克服:新しいモーターのソケットをよく見ると、ロックになる爪の位置と構造がわかりました。その部分をキリの先で押し下げながら引っ張ると抜くことができました。
![](https://assets.st-note.com/img/1737841140-Q5SYHj3vfanWxiMwrIRlG1Zb.jpg)
![](https://assets.st-note.com/img/1737841150-bf3cXexlJQqAGRoTuapnsMDg.jpg)
ちゃんとリモコンの指示通りに動き、電源を切ると定位置に戻って閉じるようになりました。
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きょうも、日曜大工的ハウスキーピングを楽しみました。
しかし、こんな手間とリスクがあることを考えれば、材料費・出張費を合わせて2万円は理にかなっていると言えそうです。
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![オオニシ チヒロ](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/163742348/profile_e76ad3eb8dc8bb1f6f8aa81abee45127.jpeg?width=600&crop=1:1,smart)