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ジャクリーヌの心情

りんごを一つ、カンパーニュを3つ以上。これらを各部屋に置く事で、絶望のその先に図書館や美術館、それから遠くのヨーロッパ文化圏に見たいものが初めに配置されていた事実を捉える事が出来る。お母さんの不在するささやきや、メッセージを見つめ直し、お父さんの築いた廃城内部における、悪夢の投影現実を自ら改変する事。配置した象徴から投影する現実を、遠くの自分として。そこには母の姿が浮かぶ。ハマスホイの空虚の食卓に何を見るか。

ミュゼとは博物館、美術館。アヒルもカモも、彼らのお好みで分類する。返答しなくてもいい。遠ざけて。関わらず。母を見つめて。「猫語の教科書」を異なる見方から捉えた「秘密の博物誌」。箱の中には猫が不在する。全ての絶望はシェマへと。ボルタンスキー「アニミタス」。事物のその先を捉えて。観念的な見方と、立ち去り方や離れ方を。人や街ではなく、遠くの文化へ。劇場で目を覚まし、街ではイタリアの炭酸水を。コンビニもカラオケも、その他のホロコーストにも関わらず。どうかご無事で。関わりなき生存を。音楽は劇場のみで。

水は珈琲とソーダ水と、それからジンジャー系。ビスケットはロータス、ポッピー。身代わりや座標としての「フェレロ・ロシェ」。彼らの遊び場内部から、自らの現実へと改変する為のシニフィエ、シュルレア、ジル・ドゥルーズ。電車では座らず。電話や鏡ではなく、エヴィアン系列を。反転させれば「ナイーヴ」。我々の配役、ラテン語警句を。人と人は、寄り添い、殺し合い、滅ぼし合い、幸せナムナムお仏壇は、先祖の残骸とともに焼身自殺の材料にしかならない。誰しも終わりは同一でしかない。一つの文化の終わりは変わらない。幼稚園のクラスが孤島の姿。捨て子たち。我々はプラハから出る日を待ち望むこともない。母をたずさえて前に、すすめ。


※ソウルイーターに登場する魔角灯ジャクリーヌ・オー・ランタン・デュプレによる独り言です。全てが暗号のように内容が理解し難く、彼女の生きてきた孤独な人生を思わせます。職人キミアール・ディールと共に死神のもとで戦闘技術を磨きます。

https://note.com/ohnewarum_/n/nf925cca5a9ea

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