ソウルイーター二次創作 1 yūma 2023年1月12日 20:42 鎌職人モカ・アルバーンは音楽の時間に同級生のシゲから借りた教科書を破いてしまった。表紙の部分を勢いよく引っ張ったために教科書は破けてしまった。モカはシゲにあやまり許しをこうが、シゲは賢い少年だ、モカが気を悪くしているのを察して何でも無いよというような仕草をしていた。モカはシゲに罪悪感を感じ、休み時間も憂鬱な気分で過ごしていた。また別のある日、モカはプールの掃除に参加していた。泥水の中にはトンボのヤゴが泳いでおり、生物の好きなモカは恐れずにヤゴに手を伸ばした。しかし容器がない。モカは手にヤゴを包んだまま教室へ走る。引き出しの中にあるキーボードのパイプ笛を入れたプラスチックの袋を見つけたモカは中を水で満たし、その中にヤゴをしまった。そのヤゴは家に持ち帰りトンボにまで育てて観察していた。また他のある日、モカは一人で帰路を進んでいた。公園の前で白くて硬い甲をしたゾウムシを二匹見つけ、指に掴んで観察していた。モカがゾウムシを掴むとゾウムシもモカの指を掴む。その力はとても強く、小柄なゾウムシにしてはすごい力だなとモカは一人思った。傘にカタツムリを大量につけて帰宅するモカだが、その日は大雨がひどく、遊ぶ余裕がなかった。モカは公園の前の道を進む巨大なミミズを見つけ、ものさしと同じ長さのそのミミズを珍しげに観察した。沖縄に行った時、モカは道路を進む真っ黒なナメクジを見つけた。ナメクジなのに体は黒く、少し硬い皮膚を持っているようにも見えた。砂浜は真っ白で海は透き通っている。砂を掘ると中からジャノメナマコが現れ、モカが木の棒でつつくと肛門から腸を吐き出して威嚇した。シオマネキのハサミは巨大で、コメツキガニの群衆は小さな人のようだった。マッドスキッパーはカエルのようで、テナガエビは泉の中に沈む精霊のようであった。コインランドリーの壁にはヤモリが見つかり、階段の横の木には巨大なリュウキュウトカゲの幼体が青く尾を輝かせていた。鳥籠の中に入ると白孔雀が現れ頭上から降りてきたグリーンイグアナは池を泳いでモカに向かってきた。それが怖いからモカは鳥を盾にしてグリーンイグアナを遠ざけた。 ダウンロード copy いいなと思ったら応援しよう! チップで応援する 1