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2025/02/10(lun)
目立たない学生のムウマはある日、バスの中で揺れに合わせて女子の足を踏んでしまう。「気持ち悪いんだよ!」そう吐き捨てられたムウマは女子の取り巻きから憎まれながら降車する。
バスケット部の部員たちに会うと、朝のことが話題にあげられる。彼らは面白い奴らだが、あらゆることを面白がるだけで、助けてくれはしない。バスケ部の部室から行ける隠し通路を案内してもらい、扉を開ける。
学校では足を踏まれた女子がヘイト集団を結成していた。ムウマは誹謗中傷され大悪党として顰蹙の対象、差別主義者たちによって利用され弄ばれていた。ムウマは知人に助けを求め、その跡をついていく。
ラウンジにたどり着いたムウマは焦る気持ちを落ち着かせながら、壁に寄っかかっていた。するとラウンジの外から大きな声がする。ムウマを狙って女子たちがヘイト集団を結成し迫害を始めようとしていたのだ。ムウマは近くにいた知人に案内され隠し通路への階段を登る。
隠し通路についたムウマはこの扉の向こうに隠れたら安全だと言われる。ムウマは扉を開け中に入る。と、その時に隠し通路の階下には知らない女子たちが集まりムウマとその知人について嘲笑して弄んでいた。ムウマは通路に一人入る。
扉の向こうでは三段階、三つの方向にロックがかけられ、その見た目は新幹線のシートに囲まれたコックピットといったところだ。あかりは薄暗く、このコックピットが何かの乗り物(飛行機)の中に位置するのだと思わせられる。ロックを解除して前方の椅子を向こうに傾ける。
すると、ムウマがいたのが隠し通路から繋がる、巨大な学校専用の飛行機であったことが知らされる。ムウマはヘイト集団から身を守るために、知人によって国外へ移動することとなった。