20240909
グループホームでの生活を始めてから三週間目になる。家事の流れにも慣れたし、部屋の様子も徐々に充実していっている。ただ空き時間がほとんどなく、部屋では洗濯待ちか風呂待ちか、食事待ちかでアラームをかけながらプライムビデオで映画をつぎはぎで観てる。今観ているのは「ミスターガラス」。5年前に公開された作品でアニャが出ている。スーパーヒーローと精神疾患に関する物語でシリアスな感じがして面白い。2000年くらいに公開された映画の続編なのだそう。アンブレイカブルという昔の映画。ブルースウィリスが主演を務めたらしい。ミスターガラスは全身の骨が折れやすい。ディヴィッドは怪力の持ち主だが水に弱い。連続殺人鬼には人格が三十近く存在してその中の一つ「ビースト」は怪力の持ち主で壁を這って歩ける、悪魔のような存在だ。自身では人間が進化した存在と称している。ミスターガラスと群れ(ビースト人格一行)が手を組んで収容施設を脱出し大阪タワーという新しい建物に向かう。と、ここまで観てきた。続きは今夜見る。自分は美少女が好きだからXでAI生成画像を見つけては保存しているけれど本当はフィギュアが欲しい。グループホームには仮面ライダーごっこをする人と独り言で会話し続ける人とかがいる。僕はというと、この世界に存在していながら現実感を味わうことができない、現実世界から排斥された少数の患者としてここで暮らしている。暴行によって現実から排除されて、今年で20年近くになる。あの頃からずっとこの世は夢と変わらずリアリティがない。けれども夜に見る夢にはリアリティがついて回る。今朝見ていた夢も現実にありそうな、ただの日常の記録だった。僕は夢の中でこれは明晰夢なのだからいつでも目覚めることができるし、夢の中では空も飛べるよ、と目の前の人に話していた。夢の中では学校にいることが多く、悪夢も存在しない。あるとするのならミルワームを食べる夢だ。アマガエルに与えていたミルワーム、そのお皿におかずを載せて夜ご飯を食べていたことがある。そこから夢へと反映された。僕は夢の中でアマガエルの食事を味わう。おかしな感覚だ。ハムスターや猫もミルワームを食べる。YouTubeで見つけた自然環境下飼育のジャンガリアンハムスター。僕も同じことがやりたい。床材は土。家を置いて、植物を植える。モスの森を置いて、餌を散りばめる。そういったネイチャーハムスタリウムも楽しそうだ。いまはペニンシュライモリが飼いたい。小さなケースに水をはり、マジックリーフで殺菌したブラックウォーターを泳がせる。流木はすでに入手済みなので、あとは生体と餌の乾燥赤虫、マジックリーフ、ヒュドラケース、そしてグループホームでの飼育許可だ。きっと飼えない。ペット飼育は基本的に禁止されている。メダカも飼えないかもしれない。僕にとっては致命的。ペットを飼ってきたから。やっぱり寂しいものさ。猫も飼いたい。いつか広い家に住むんだ。猫と暮らす。ペニンシュライモリとコリドラスピグミーもね。