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【自己紹介】生きづらいのに悩むの、飽きてこ~

 20代、まっすぐ「普通」の生き方をして大学生。留年して、遠く離れたヨーロッパに留学中。何にも追われない、人生の夏休みみたいな時間。自分のこと考えている。

 物心ついたときからまじめ、生真面目、クソまじめ。たくさん褒められるのが嬉しくてこれをアイデンティティの軸にしてまっすぐ生きていた。でも、私が毎日まじめに生きている数年の間に、あっという間に「まじめさ」は「つまらない」「扱いづらい」と紐づいていた。
 校則で禁止されていても学校で携帯を使う子のほうがキラキラしていて人気者なのはなんで。夜中まで遊んで補導されないようこっそり帰ったりすることが青春って呼ばれてるのはなんで。大学生になった途端、法律違反なのにみんなが飲酒や喫煙したがるのは、なんで。どうやらおかしいのは世間ではなく、そういう「不文律」とか「暗黙の了解」にいちいち躓く、文面通りにばかり物事を理解している「まじめ」な自分らしい。そこに気づく程度の頭があったから、空気を読んでなんとなくごまかし誤魔化しやってきた。

 父は悲しみや不安がコントロールできないヒステリックなひと。父方の祖母は父とそっくりで(原理的には逆だけど)、父はそんな祖母が大嫌い。同族嫌悪の典型例。そんな父に年を取るにつれてそっくりになっていく私も、もれなく父が大嫌い。一子相伝のヒステリック。こういうのって、もう性格とかじゃなくて脳のどっかが壊れてるんだろうな。大嫌いな人にそっくりになっていく絶望を、そういう風に諦めるのには実家を出てから数年がかかった。
 そういう遺伝性ヒステリックの下地があるからか、それとも単純に体質か、PMS持ちでメンタルの舵をホルモンバランスにがっちり握られている。死にたかったりイライラしたり、全部どうでもよかったり。自分の心が自分のいうことをきかない辛さにも、もうだいぶ慣れてきた。

 朝起きるのも本当に苦手。アラームはいくらかけても聞こえないときは聞こえない。遅刻や欠席の理由の大半は、単に目が覚めないから。どうにもできない。目が覚めなかったらどうしようという不安で眠れなくなって、大事な用事がある日は大体寝不足。

 行動にはあまり出ないけど、思考が常に動いて、動いて、自分でもコントロールできず疲れる日々。喋りながら他のことを考えて自分が何の話をしていたかわからなくなる。相手の話を最後まで聞いていられない。悪気はないけど、話を遮ったり違う話を始めたりしてしまう。あることが思いついた次の瞬間には別のことが浮かんでくるから、やりかけのものが溢れて部屋は散らかっている。忘れ物や無くし物をしてばかり。

 いきづらい。しんどい。たまーに、死にたい。
 でも落ち込むのはもう飽きた。考えても解決しないし疲れるし。それに私、どっちかっていうと「ギリ普通」。いままでだって生きてこられた。
 私は、融通がきかなくて、ヒステリックで、時間も守れない多動性のある人間。それを受け入れるまでしんどかった。一度受け入れて諦めてしまえば、それまでの生きづらさが少しだけまし。
 そして私はそういう人間だけど、同時にわりかし賢いし、文章が書けるし、自分をコントロールしようと頑張ることができる。
 過大評価も過小評価もしないのが、ほんとうの自己肯定。変わろうとか成長しようとか気負うのなんてやめてから人生本番って感じがしている。世の中とか周りの人に迷惑かけないように、ってそれだけが一生の義務。

 そう思っていても、頭ではわかっていても、押しつぶされそうになってしまう時もあるから、徒然なるままにここに綴っていきたい。現実の誰かにぶつけるには、発展性もなければちょっと楽しさも足りない話だしね。

P.S. もちろん恋愛はドへたくそで、変な男にばかり捕まっている。

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