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朝ドラからみる働くことと健康問題

久しぶりに朝ドラを最初から最後までみている

最終回は金曜日だが、久しぶりにほぼ全話、朝ドラ、虎に翼を観ました。はて?と主人公がつぶやくその先には共感できることが多く、またテーマ性を訴える内容が込められていて自分事としてみることが多かったです。100年前の課題は今でも引きずっていることが不思議でしょうがないことも。声を上げる人はいなかったのか。いても取り上げられないのは男性優位な社会が目には見えないけどあるから?出産・育児を経た女性は限られた時間を上手くやりくりして両立しようと頑張っている人は多いと思いますが、そもそもなんで頑張らないといけない社会なのかと最近は感じています(男性は子どもが生まれても残業とか普通にしている方もいらっしゃるしそうならざる追えない状況もあるかと。働き方の仕組み化ができていないと思う)

話が脱線してしまいますが、こちらの本を読んで、男女ともに働き方を改めて変えていかないと少子化に歯止めはかからないのではと思っています。

脚本家の吉田さんは
一人一人が主語になる世の中を描きたかったと。こちらのインタビューはとても印象的でした。

朝ドラと女性の健康課題

虎に翼は主人公が節目節目に女性特有の疾患に困っている場面が描かれています。学生時代は生理痛、40代過ぎたころから更年期の症状まで。それらと付き合いながらいろんな出来事に対応していく。そう、生涯を通して女性はこういった健康障害と向き合い仕事や私生活に対処をしている。
今の時代だと不妊治療やがん治療もでしょうか。不妊治療は保険適応もあり、治療のハードルは少しさがりましたが、突発休は必須なので職場の理解がとても必要。治療をするにも費用はかかるため働かないといけない人は多くいるはず。

悩ます前に自分はどう見られているか

どこまで配慮するか管理職は悩ましいですが、悩ます前にまずは自分がしっかり仕事で貢献できているか、成果を出して点検することも必要なのかもと思います。
生理痛も更年期障害も治療やセルフケアをしっかりして、何に困っているのかを伝えることが必要かなと思います。つまり、女性疾患持ちだから休みます、仕事減らしてください、配慮して!だけでは駄目ってこと。なんで駄目なのか。男性でも体調がすぐれず治療をしながら仕事をする人は一定数います。そこまで職場に伝えないといけないのかと思うかもしれないですが、自分がどこまで仕事など対処できるのか、治療の折り合いをどこまでできるのかは周りは目で見てもはわからないし想像もしにくいと思います。もちろん想像力をもって理解しようとする姿勢は大事です。だからこそ、自分の状況を整理して相手に伝える。それは医師に頼ってはだめで、いろんな情報を咀嚼して自分で決めて、自分の自助力で対処する能力が必要です。ヘルスリテラシーという言葉がありますがその力も必要かと。そのために保健師や医師を上手く活用してほしいなと思います。

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