#102 【ついやってしまう】失敗を恐れて挑戦できない人へ
2024年7月24日、Podcast番組「Oh my week」第102回を配信しました。
今回は「失敗を学びに変える方法」についてお話ししました。
↓AIによる文字起こしは下にあります。
西野誠 / にしのまこと
株式会社Oh my teeth 代表取締役CEO 1994年生まれ。学生時代に物流スタートアップ「オープンロジ」にて創業期を経験。新卒でワークスアプリケーションズに入社し、大規模基幹システムの開発業務に従事。2019年10月、株式会社Oh my teethを共同創業。Onlab21st優勝。ICC D2Cカタパルト2022優勝。ICC DXカタパルト2024優勝。Forbes NEXT100 2024選出。
Nishino:おはようございます!Oh my teeth代表のNishinoです。
Akari:Akariです!Oh my weekは1週間で見つけたOhな出来事・トピックをゆるく掘り下げビジネスや日常のヒントを探っていく番組です。毎朝8時に配信しているので、ぜひYouTubeチャンネル登録して聞いていただけると嬉しいです。水曜日おはようございます。今日は質問したいことがあるんですけど、NishinoさんってこのYouTubeでも何回も「出来るならやる、もうとにかくやる」みたいなところをすごい感じることがあるんですけど、とはいえ、やる、すぐ行動で致命傷を負ったことってないんですか?または、そういう考えはありますか?
Nishino:今のところろない気がしてて。あったけど忘れちゃってるって可能性と、とはいえ2つ目は、こっちが本題だと思うんですけど、「後戻りできるかどうかをめっちゃ意識する」とか、引き返せるかどうか、みたいな。当然やれるから、すぐやるっていうことにはなってるんですけど、そこのやるっていう過程の中ではもちろん想定はする。最悪のケースは想定して、それでも大丈夫だよねみたいな、例えばマイナスにはならないよねみたいな話。お金を使うものであれば、例えば5万円使うって話だったら5万円以上はなくならないよねとか、それから5万円が最悪なくなっていいのかどうかみたいな議論になるじゃないですか、また別の視点になっていくじゃないですか。ハナからやらないってなったらそういう議論にはならないけどっていう話と、やるってなったらどうやって回避しようかってそういう話になってくるじゃないですか、次のレベルになるというか。そうなって深く検討した結果、やっぱりやらない方がいいよねってなればやめればいいしっていう風に思っていて。
Akari:うん、なるほど。じゃあ速断即決でもうとにかく行動だけど、その過程の中でちゃんと戻れるかは意識してるんですね。そのスピードの中で。
Nishino:そうですね。でも大抵のことって戻れたりするなとは感覚的には思うからこそ、一旦はできる前提で考えて最後考えるくらいの方が順序としてはいい気がしてるんですよね。最初からできないとかって思うとそっちの方が楽じゃないですか。結構理由はすぐ出てきたりする。
Akari:はい。
Nishino:やらないように、やらない理由とか「やめたほうがいい」とか「怖いから」「失敗したらどうしよう」「逆に笑われちゃうんじゃないか」「ダサいと思われちゃうんじゃないか」とかってそっちはすぐ思いつくんですけど、でもできるって決めてやるって、決めてからじゃあ本当にダメなのかとかを考えて意外と大丈夫だよねってこともあるし、「でもこのリスクあるよね」とか「これはもう後戻りできない、引き返せない」ってなればそれはやめようっていうふうに判断すればいいのかなって思います。
Akari:なんか今Oh my teethはすごい上り調子だから致命傷ってないんだろうなって感じではあるんですけど、これまで「やばい!致命傷かも」って思ったことってありました?
Nishino:めちゃくちゃそれはあります。
Akari:へー。
Nishino:それはあって、後悔したこととかありますね。例えばマーケティングでいうと、「この施策絶対これでいける」みたいな。この金額で、これだったら絶対このロジックでいけると思ったら全然見事に外しちゃったりとか。でもそういうふうな、一見めちゃくちゃ失敗ってこともあったものの、意外と長期的に見たらそれが今効いてるみたいのもあるんで、それも含めて難しいなと思いました。でもその時もワーストリスクは考えました。あと考え方としてはなんだろう、フレームとして言うなら松竹梅みたいな。めちゃくちゃ上手くいったケースはこう、これ提案とかで使えると思うんですけど、めちゃくちゃ上手くなったらこう、50%60%くらい、このぐらいをつくんじゃないかっていうのが中で、ワーストケースはネガティブケースは全部ダメだったとかそういうケースも想定して、ネガティブケースだったらこう。みたいな話だったらマイナスこうです、プラスだったらこうです、真ん中だったらこうです、みたいなのをプレゼン化すれば通りやすかったと思います。通りやすいというか判断がしやすい、それを考えてみるってことですよね。やるって決めてるとき。シックスハット法と同じで、めちゃくちゃポジティブに考えたらこう、ネガティブにブラックハットしたらこう、普通の目で見たらこう、みたいな感じで、そういう風に頭を切り替えていくとまた新たに考えられるんじゃないかなと思ったりします。
▼シックスハット法についての動画はこちら
Akari:なるほど。これは若干抽象的な話になるんですけど、スタートアップにとってこういう意思決定で致命傷になりうるよみたいなことってあったりしますか?
Nishino:あれじゃないですかね、ここで言う話じゃないかもしれないですけど、自分たちがコントロールできないものを結構夢見がちで買っちゃうみたいな。抽象的でふわっとしてますけど、別にコンサルが悪いとかじゃないんですけど、期待してそんなことないよねって思いつつ、もう結構期待しちゃう。要はこっちが弱い時とかに結構あると思うんですよ。こっちが下がっている時とかに、ちょっとでも回復したいから、そういうのに飛びついちゃうタイミングってあると思うんですよね。だから重要なのは、「そういう時ってそういうのに惹かれちゃうよねっていうことを理解する」っていうことが僕の中の学び。やっぱりそういうタイミングって、ちょっと下がってる時とかって耳障りのいい話聞くとちょっと飛び込んじゃうみたいな。すごいよく見えちゃう時って結構危険だなと思っていて、それで過去に失敗したこともあります。
Akari:へー、なるほど。
Nishino:それはでも、そのものが悪いとも思わなくて、使いこなせなかった我々も悪いとは思っていて、僕が悪いと思ってるんですけど、何かそういう風にこう、魔法のように思っちゃうというか、なんかいけるみたいな。期待しちゃうことで、このお金でそこまで行くならって結構夢見がちで。だから大体そういうのって自分たちがコントロールできなかったりとか、自分たちが分かんないものを、なんか第三者に委ねるとかってやっちゃいがち。なんか思っちゃうじゃないですか、スーパーマンみたいな感じで、助けてくれるかも。この人だったら何とかしてくれるかも。
Akari:笑笑
Nishino:もう何かこの経歴だったら大丈夫だろうみたいな、思いがち。だけど冷静に考えて自分たちの方が時間かけて考えてるわけだから、そんな良いアイディア出ないか、と思いつつも期待しちゃうみたいな。当事者、自分たちは、スタートアップだからこそ陥りがちなのかもしれないですね。本当に生きるか死ぬかの戦いをやってるからこそ。
Akari:なるほど。
Nishino:この人に頼めば、みたいな感じで、この会社に頼めばみたいな感じで結構お金は使っちゃったりしますよね。
Akari:なるほど。ありがとうございます。聞いてて思ったのは、Nishinoさんが今まで失敗してきたって話が出てた中で、とわいえOh my teethが伸びてるから、致命傷ってその時は思ってても、結局後はすごいそれが効いてきたりとかもするようなことだったりするんだなって思いました。
Nishino:確かに、それを振り返りというか学びになる。同じことしてたら駄目だと思うんで、ちゃんとそれも失敗を受け入れてっていうのが大事。失敗は失敗だっていうふうにちゃんと認めることも大事だなと思ってて、過去にこういうマーケティング施策で失敗しちゃった場合は、結構割と失敗したっていうし、あくまで事実は共有するけど、その状況も違うし、メンバーも違うし、だから戦い方も違う状況も違うから、そこはフラットに判断してほしいですけども、一応そういうふうに過去あったよというのは全部お伝えして、再発しないように自分自身にも言い聞かせることは大事なんだろうなと思います。
Akari:ということで、本日もお聞き頂きありがとうございました。Oh my weekは毎朝8時に配信しております。ぜひYouTubeチャンネル登録して聴いていただけると嬉しいです。アーカイブ放送もあります!ぜひお聞きください!では水曜日もOh!全開で行きましょう!!
Nishino ・Akari:ありがとうございました!!