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インターン時代に学んだ「本質からブレない」大切さ

2024年8月30日、Podcast番組「Oh my week」第139回を配信しました。
今回はインターン時代に学んだ「本質からブレない」大切さについてお話ししました。
↓AIによる文字起こしは下にあります。

西野誠 / にしのまこと
株式会社Oh my teeth 代表取締役CEO 1994年生まれ。学生時代に物流スタートアップ「オープンロジ」にて創業期を経験。新卒でワークスアプリケーションズに入社し、大規模基幹システムの開発業務に従事。2019年10月、株式会社Oh my teethを共同創業。Onlab21st優勝。ICC D2Cカタパルト2022優勝。ICC DXカタパルト2024優勝。Forbes NEXT100 2024選出。

Nishino:おはようございます!Oh my teeth代表のNishinoです。
Akari:Akariです!Oh my weekは1週間で見つけたOh!な出来事・トピックをゆるく掘り下げビジネスや日常のヒントを探っていく番組です。毎朝7時に放送しているので、ぜひチャンネル登録して聞いていただけると嬉しいです。金曜日、おはようございます。今日のテーマはなんか今までNishinoさんについてバックグラウンドとかを深掘りすることってちょいちょいはありつつも、それをテーマではなかったなと思うので、今回改めて聞いていきたいなと思っています。

Nishino:ネタバラシなんですけど、今日、FMのラジオで収録があって、それの質問が深掘りみたいな質問があるので、先にこのラジオを収録で練習しとこうっていうのをやっております。よろしくお願いします。


CEO Nishinoのインターン時代

Akari:まず創業の前みたいなところで、「大学時代にインターンをしてたってあったと思うんですけど、その時から独立しようと思ってやってたのか」みたいな、その辺を含めてインターンの話とかもお聞きしてもいいですか。

Nishino:独立する前はどういう流れかっていうと、

①大学時代に物流スタートアップ「オープンロジ」にてインターン

②大学卒業

③新卒でワークスアプリケーションズに入社

④入社2年後に独立

こんな感じで、学生中はオープンロジっていうスタートアップの会社で1人目のインターンとしてやってました。

インターン時代から起業は考えていたのか?

Akari:その頃から起業しようみたいなマインドがあってインターンをしてたとかってあるんですか?

Nishino:それ本当に全くなくて。なんでやったかっていうとシンプルに、その当時メルカリとかでものを売ったりとかするのが結構好きだったんですよ。

Akari:おー、せどり的な感じですか?

Nishino:せどりっていう言葉も知らなかったんですけど、単純に自分が使ったものを売るってよりかは、海外とか行く時が当時好きで、そこで買ったものを売ったりみたいな。今は分からないですけど、当時は結構面白くてAmazonとかよりもメルカリの方がモノの値段が高かったりしたんですよ。高くても売れるっていうこと。どういうことかっていうと、メルカリって自分が売ったらそのお金で何かモノを買うみたいなことができるような仕組みじゃないですか。だから学生さんとかってAmazonとかだと登録とかクレジットカードが必要。だけど、メルカリだったら自分で売って、それで新しいものを買えたりするから、若干10%とか20%くらい高くても買うみたいな状態だったんですよ。

Akari:へー、そうなんですね。

物流スタートアップでインターンをしたきっかけ

Nishino:そうそう、それで結構売れたんですよ。売れると当然ですけど物流業務ってめっちゃ増えてくるんですよ。物流業務って言うほどじゃないんですけど、発送する業務。Amazonとか海外とかで買ったやつを家に在庫を置いて、それをメルカリで売れたら発送するって、全部自分でやってた。結構売れるから気づいたら1日中発送をやってるみたいな。ましてやそんな素人というか、売ってたって言っても1日1,2個とかだから大したことないわけですよ。それでもこんなに大変であると。そう考えたら、「これ普通に飽きずにやってる人からしたらもっと大変だな」と思ったんですよ。これで生計立ててるとか、あとは自分でハンドメイドとか作って売るとかもあると思ってて。それで結構売れてる人は1日に数十個とか売れてる人とか多分いると思ったから、めっちゃ大変じゃんと思って、これ解決するような物流のサービス、これ作れるんじゃないかなと思って調べてたんですよ。調べてたらオープンロジというのがまさに、「最短1個から料金明瞭で物流アウトソーシングを頼めるサービス」って出てきたんですよ。

Akari:なるほど、そこで出会った。

Nishino:「これだ!」みたいな。当時から新しい物とかが好きだったんですよ。マクアケとか好きって話、前どこかでしたと思うんですけど、そのノリで新しいサービス大好きなのでこれめっちゃいいじゃんと思って。だったらペインがめっちゃあるから、自分で作るよりもこの会社に入った方がいいじゃんと思って、インターン募集は無かったんですけど中途か何かのやつでインターンさせてほしいと言ったら相澤さんって今の執行役員の方に声かけて頂いて、すぐ池袋行って面接して、第一号インターンに。
結論なので別に起業家とか全く無くて、ただただ自分も使いたいから自分ももっとよくできるんじゃないかなと思った。

Akaeり:インターン募集とかされてない所に、「このサービスめっちゃいいし、携わりたいから入ろう」っていうのも、なかなか面白いなと思ってお聞きしていたんですけど。

間近で感じたスタートアップの中身

Akari:初期のスタートアップにいると、社長とかとも近い中で、経営とか気づきとかなんかありましたか?

Nishino:うん、めっちゃ大変なんだなと思って。初期だから起業したいと思ってないし、しかも社長って大変だなみたいな感じで、板挟み状態。要は現場と取引先とか、いろんなところのステークホルダーから板挟みになっているのを見て、従業員は別に社長を褒めることなんてないわけですよ。当たり前ですけど。むしろこっちからスカウトとかしているわけだから、本当に大変だなみたいに思って。だけどやっぱりめっちゃかっこいいなと思っていたという感じかな。そんな状態なんだけれどもちゃんとピッチするし、営業するときは輝いているしそれがめっちゃかっこいいなと思った感じ。僕が好きなのって裏側はすごい大変というか、すごい細かいことやっているけど、表面はすごい楽そうに見えるとか、ユーザーからすごい喜ばれているみたいな。原体験は、それかもしれないですね。やっぱりOh my teethも近いものがある気がします。それから学んだ気がする。「裏側はこれでいいんだ」じゃないけど、これでよくないかもしれないけど、だけどとにかくユーザーを喜ばせることが全てなんだってところだったから。

Akari:そうなんですね。

Nishino:そこで見た光景がまさに今のところにつながってると思う。ユーザーを喜ばす方法ってなんかもっとスマートなものだと思ってたけど、そうじゃなくてめちゃくちゃ努力されて、ここまで7割ぐらいの完成度で芯があったらめちゃくちゃ喜ぶんだってことが分かった感じですかね。僕はそのコアを全然理解しなかったから最初インターンとした時、「なんか気になることなんでも言ってねー」みたいなことめっちゃ言ってくれたんですよ。今思うとなんかめちゃ恥ずかしいんですけど、本当に細かいことを指摘してたって感じですね。「ここ誤字ありました」とか、「スマホだとちょっと微妙に崩れます」とか、めちゃそういうめちゃくちゃ細部のことを言ってたんですよ。

Akari:おー、それはそれで大事ではありそうですけど。

本質からブレない大切さ

Nishino:大事なんだけど、これ違うわみたいな。本当の価値とは「サクッと物流業務アウトソーシングしたい」という課題で、この体験が一番大事だから。僕が考えたことは全然浅はかすぎたし、結構それは感じたこと。Oh my teethもやっぱり意識したいなと思っていることかな。Oh my teethでいうと、「サクッと気軽に、安く、しっかり直る」っていう価値じゃないですか。この2つにやっぱかかんないといけない。早い、安い、うまいじゃないですか。だけど、それ以外のところで価値を出しちゃう。

Akari:それはスタートアップじゃなくてもありがちというか、日常生活でも本質捉えなくて違うところに目が行っちゃうってあるなと思ったので。

Nishino:本質ほど見づらいってことですもんね。だからそこを逃げないみたいな姿勢を学びました。結論なので、ほんと独立思考はなくて、自分のペインベースに飛び込んだら、今振り返るとOh my teethにもつながってるし、スタートアップの基礎じゃないですけど、0→1のフェーズをめちゃくちゃ学べた。それがやっぱOh my teethにも生きてるなと思うので。どちらかというとそういうことが多いですかね。だから逆なんだろうなと思いました。あるあるなのは、「このスキルを身につけたい、SNSマーケティング学びたい」から会社探すとかが多いと思うんですよね。このスキルを身につけたいから会社を探すって方向、だから何やってるかどうでもいいみたいなことだと思うんですよそれって、それでもいいと思うし、Oh my teethのインターンもそういう面があるけど、でも僕はどちらかというと、このサービスがいいかとか、社会を変えそうかみたいなところで、自分もわかるから一番共感できる。そこで力をつけたら結果色々ことを学べたなっていうやり方もあるんだよっていう風に、読んでる方には伝えたいです。

Akari:確かに。お話も聞いててやっぱりそういう自分が好きなサービスだからとかだと、それぐらい本気でできるんだろうなとも思いました。後はなんかずっと西野さんが顧客体験って言ってるその源泉がちょっと見えたのが面白かったです。やっぱそういうところに散りばめられてたんだなと改めて思ったので無駄な経験はないなと思いました。ということで本日もお聞きいただきありがとうございました。Oh my weekは毎朝7時に配信しています。ぜひYouTubeチャンネル登録して聞いていただけると嬉しいです。次回はインターン後の新卒みたいな話をお聞きできればと思っております。では金曜日もOh!全開でいきましょう!

Nishino ・Akari:ありがとうございました!!

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