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期待値を超えるを意識する

2024年8月26日、Podcast番組「Oh my week」第135回を配信しました。
今回は「西野の自由研究から学ぶビジネスマインド」についてお話ししました。
↓AIによる文字起こしは下にあります。

西野誠 / にしのまこと
株式会社Oh my teeth 代表取締役CEO 1994年生まれ。学生時代に物流スタートアップ「オープンロジ」にて創業期を経験。新卒でワークスアプリケーションズに入社し、大規模基幹システムの開発業務に従事。2019年10月、株式会社Oh my teethを共同創業。Onlab21st優勝。ICC D2Cカタパルト2022優勝。ICC DXカタパルト2024優勝。Forbes NEXT100 2024選出。

Nishino:おはようございます!Oh my teeth代表のNishinoです。

Akari:Akariです!Oh my weekは1週間で見つけたOh!な出来事・トピックをゆるく掘り下げビジネスや日常のヒントを探っていく番組です。毎朝7時に放送しているので、ぜひチャンネル登録して聞いていただけると嬉しいです。月曜日、おはようございます。本日は、夏休みももう終わった方も多かったり、新学期が始まる 時期かと思いますが、西野さんって夏休み何してましたか?って言うのをお聞きしたいなと。特に幼少期。


Nishinoが夏休みに取り組んでいたこと

Nishino:このラジオを初めて聞きましたっていう方が非常に多いので改めて言うと、本当に僕勉強がもう嫌で、やってなくて、何の為に生きてたかって言うと、小学生とか中学生のときは自由研究とか、自由演技みたいなやつにめちゃくちゃこう全力を注いでいましたと言うので、運動とか外とか あんま出ず、もう自由研究をずっと考えるみたいな。友達もあんまいなかったんで。もうそれに向き合って、どうしたら面白い文章、面白いの書けるかって言うのを考えてたっていう。いろんな力を使ってネットもめっちゃ使って調べたり、いろいろな人に聞いたりとか、父親とかにも相談したりとかしって、それをすごくやってたっていう感じです。

Akari:なかなか面白いですけど、どういう具体的にはテーマでやったんですか?

Nishinoの自由研究のテーマ

Nishino:いろんな研究やったんですけど「鳴くな!芽衣」っていうのでこんなんやりましたと。

Nishinoが小学生のときにやった自由研究

これ読んでもらいたいんですけども 、 父親が結構 いろんな経営してるっていうのは、 一つが不動産のものをやってたんですよ。物件、土地を扱うみたいなこともやってて、土地を買ってたっていう。いい土地じゃないですけど、マンション持ってるとかじゃなくて、もう福井の田舎なんで、なんかどこも駐車場の跡地みたいな感じで。当時の感想ですよ。もうよくわかってないですけど、当時は駐車場の空き地みたいのたくさん持ってて。 要は雑草めっちゃ生えまくってると。で ある日、事務所に夏休みとか遊びに行くんですよ。事務所に行くと、父親がヤギ飼ってたと。ある日、事務所で、仔ヤギ。で可愛いですよね。めちゃくちゃ。可愛くていいんですけど、問題はめちゃくちゃ鳴くということ。で、しかも問題は3つあって、元々雑草を刈ってくれるっていう目的で飼ってたと。けど全然仔ヤギだし、いい草しか食べないんで、結論家の雑草なんて食べず、さすがに何も食べないから困って、その輸入して、牧草をみたいなオーストラリアかなんかから輸入したやつはめちゃくちゃ食べるというので、むしろ食費もかかるし、雑草減らないし、問題増えた。 1つ目問題増えて、2つ目の問題は鳴くっていう問題で、見てる間は鳴かないんですよ。だけど見れなくなった瞬間鳴くから、仕事できなくなっちゃったと。

Akari:寂しくて鳴いちゃうんですね。

Nishino:寂しくて鳴いちゃうから、だから外で仕事じゃないといけないみたいな。

Akari:これは結構近所迷惑ですね。

Nishino:そうそう。

Akari:ちょっと問題ですね。

Nishino:鳴くし、いざ見ようと思ったら仕事できないっていうもう度重なる苦が生まれたので、これをなんとかしようって言うので、「鳴くな!芽衣」って言うので、色々調べたらかかしを使って鳴き止ませるっていう方法を見つけたので、それを使って鳴き止ませられないかって言うのが今回のテーマ。

プレゼンは想定の先を考える

ただ、当然それだけだったら、この後重要な観点を最初からお伝えしておくと、プレゼンとかの基本は想定の逆じゃないですけど、想定の先を行かないとかいけないというがこれがプレゼンのポイントだと思ってます。どういうことかと言うと、自由研究のパターンをいくつか分析したら、大体もう2つに集約されるんですよ、結末は。1つ目はたとえば問題を立てた問いに対してこれは無事に実験できましたっていう、「鳴くな!芽衣」だったら、かかしを使って無事仔ヤギを鳴き止ませることに成功しました、みたいな感じで終わるパターンが1個目。で、2つ目が結構あるある。ちなみにあかりさんは何日くらいで自由研究とかやってました?

Akari:私はもう最後の1日でうわ〜やばい!っていってやってました。

Nishino:そう言う人のあるあるは、成功しないので、なんとか苦し紛れにこう言う観点は見つけ…次回の学びに…みたいな感じで学びって言ってる時点で成功してないじゃんって言う感じで。こう言うことに注意して、来年の夏チャレンジしたいですみたいな。3年の夏みたいな。だけど3年の夏は全然違うことやってるでしょ。忘れてるから。で一生過去の先輩のやつとか見ると大体そういうのが多いと。結構うちの小学校、中学校は真面目にやる人も多かったので、みんな完遂はさせるっていう感じはあったと。ってことは、その先を行くにはどうしたらいいのかって言うと、その結末じゃない、当然達成したし、こんなことまで言えちゃったって言えないといけないじゃないですか。 それを意識して作っていうのは作り方のコツです。

Akari:読者の想像を超える的なところですね。

プレゼンは届ける相手・シチュエーションに合わせて組み立てる

Nishino:しかもこれ、小学何年生が見てすごいなじゃなくて、相手は先生なんですよ。 自由研究ってどうゆう仕組みになっているかって、今はどうなってるか分かんないですけど 、先生が選んで、それをなんか県に出すんですよ。 市なのか県なのか。だから代表として選ばれなきゃいけないんですね。自由研究。模範生としてみたいな。模範の自由研究だって認められないといけないから。ってことは先生とかそういう教育系の人を喜ばせないといけないから、教科書とかのエッセンスもちゃんと入れて学びを活かすみたいな話、これ大事だと思うんですよ。

Akari:なるほどー!

Nishino:模範生として出すわけだから、本当に自由演技しまくってなんか全然関係なかったら、それ習ってないですよねとかなると模範生としては出してくれないと思ったから。

Akari:日々の勉強も活かしてますみたいな。

Nishino:そうそう。まずは想定を超えるような要は面白い…何百枚も読むわけじゃないですか。同じやつを。で、どうせ最後から読むから、最後見たときにお?ここまでいったかってならないといけないから。でもそこまでを想定して、僕は最初にサマリーみたいなのを書いちゃう。これ別にルールはないですけど、僕はずっとこのフォーマットで、最初になんか面白そうですよみたいなの売り文句のようなやつを最初に絶対書くっていうのをしてます。普通「はじめに」から入るんですけど、で、そういう工夫をしたと。2つぐらいで言うと、その工夫をするということと、わかってるな〜っていう読者を意識してポイントを入れていくっていう話です。

Akari:いや〜これができる小学生はマジでいないですよね。

Nishino:でも、優勝してる人とかもっともちろんすごい人はいるし。あとこのポイント2つは、めちゃくちゃ研究者じゃない人の勝つポイントなんですよ。つまり、本当に研究がすごい人はその着眼点なかったってところでも普通にそれを成功させただけでも凄すぎるって場合あるじゃないですか。わかります?

Akari:はいはい!

期待値を越えようとすると仕事も勉強も楽しくなるはず

Nishino:僕はそんな能力がないから、能力ある人はこんなかかしを使って仔ヤギをなんてやらないし、定理を発明しちゃうみたいな、定理を何か発明する余地すらあるような論文を書けば、それはつまらなかったとしても、わかる人にはわかるっていうその面白さってところはさすがに僕はそのセンスじゃ無理だから、その場合に目立つにはっていう発想ですと。なんか内容自体別にかかしを使ってヤギをっていうのは研究としては大したことないじゃないですか。 やっている人もいるし。それでも、勝つにはっていう話です。具体的に言うと、ちゃんと調べてるなっていう話と、あとはここにきて、ヤギ=草食動物だ。草食動物の特徴はこうである。目の特徴とか問題になるじゃないですか。草食動物は目が横に長いから視野低いけど、ぼんやりだけど色々見えるけど肉食動物とかは鋭く、短距離の視力めっちゃいいみたいなとか。って言うポイントを抑えると、教科書的な内容も意識してるから一応あげてくれるだろうみたいな感じで、ヤギの目の特徴までいくと、まさかヤギのかかしを使って鳴き止ませる研究において、なんか目の特徴まで、ヤギの草食動物の特徴まで持っていってたら、Oh!があるというか、ってところは意識してやったっていう感じです。 まとめると、なんかもう1個だけで、期待値超えたいなって思うことって大事だなと思うんですよね。そうなってくると楽しくなってくるというか、僕も今なんで喜ばれてるかっていうと、こんなほんと歯医者の体験なかった!っていうていうことを聞くことがすごい今は面白い。ずっとだけど、楽しいしね。やっぱり今後の課題としてはおそらくOh my teeth慣れてくるから、市場もっと浸透していくと、この期待値がなんだか当たり前になっちゃったよねみたいな、別にOh!じゃないよねってなってくるから、それよりも良くしていくとか、その戦いだと思ってて、今そこに楽しさを感じてる。もっと品質あげようとか、もっとオペレーションの精度を上げようとか。

Akari:わりと原体験というか、そういう経験がこじつけかも知れませんけど、元から西野さんがそういう方なのかって言うのもあると思うんですけど。

Nishino:そう言う人が起業家に多いと思うんですよね。驚かせたいとか。あとは課題解決をしたり、自分で課題を見つけて、それが大きい方が面白くなっていくってことです。それは明確にあって、今思うとなんかこの課題、めっちゃちっちゃいなって今めっちゃ思うんですよ。当時はめっちゃ大きかったと思うけど、なんかかかしを使って社会貢献に…もしかしたらね、全国のそういう問題につながるかもしれないですけど、やっぱり解く問題は大きく、自分なりに設定して、それをどうやって…今思うのはやっぱりその当時は一人とか、父親の力とかでなんとかなってますけど、 大きい課題になると、もう自分一人とかそんな身内だけじゃ出来ないみたいな。から、そうなってくると、やっぱり巻き込む力も必要だなって改めて思うし、だけどやっぱりゴールが大きく驚かせたいとかってあるからそうなるから、なんか順序が逆は無いんじゃないとかなと思いました。

自分で面白いゴールを設定すると楽しくなる

Akari:なるほど。でもなんかやっぱり仮説とかこのときから作って、たとえばかかしこうしてみようとか色々工夫してたのがまた面白いなと思って。 でもそれを楽しそうにやってるのがやっぱり大事なのかなと思いました。楽しむみたいな。

Nishino:仕事は問題解決だし、それを辛くてもやっぱこの先、こうなったら楽しいよねってちゃんと自分で面白いゴールを設定して、そのために苦しいことをやるみたいな発想になるといいけど、なんか逆転してる人が多いって、なんかただ頑張らないといけないと言う人が多いと思う。ちゃんとその先に果実じゃないですけど、それは自分でちゃんと設定して、そのためにやるっていうんじゃないと、ある日潰れちゃうと思うんですよね。ただただ辛いみたいな。だけが残るって良くないから、ちゃんと絶えずワクワクするネタ、僕だったら自由研究で先生が驚いてるところとか、賞を取るって言うよりかは、なんかこんな研究できたんだみたいなことが驚いてほしいし、読んでもらいたいしみたいな。最後まで。

Akari:はい、じゃ今日は月曜日ということもありますけど、まあ仕事も課題解決自由研究みたいなところとかなり共通してると思うので、なんか自分で課題を見つけたりとか、なんかこう期待を超えたいなみたいな思いでやると、なんか楽しめるんじゃないかなというふうに思いましたし、こんな感じでやっていきたいなと。誰かを驚かせるってやったらなんかやっぱ楽しいし、それが学びにも成長にもつながると思ったので。 ただ頑張ることを目的化しようと続かないなと思ったので。 やっぱ西野さんの自由研究とかめちゃくちゃ自分が楽しんでる感じがすごい伝わってきて、だからここまで突き詰められると言うか、言葉の表現 一つ取ってもめちゃくちゃいいものになってるんだろうなって思ったので、やっぱそこってめちゃ大事だなって思いました。

Nishino:なんか楽しそうと思われるじゃないですか。でも実際あれって泥臭いし、なんか全然うまくいかないし、かかしあれ自分でゼロから作らないといけないじゃないですか。だから結構そう言うのはなく、読者として楽しそうだなって思われた方が得じゃないですか。って言うのは思います。戦略的に。同情させてもこっちも気遣うじゃないですか。僕はやっぱり常に正当な評価を受けたいって言うのはめっちゃ思います。なんか死ぬほど勉強してまとめたレポートだとするじゃないですか。でも、これこんなに時間かけてって話をされちゃうとさすがになんかダメだって一蹴されないじゃないですか。内容が面白くないって言われても。クリエイティブとかもなんかめちゃくちゃ作っちゃったんですって持ってこられると、さすがになんか全然だめだと思ったとしても…でもそれが正しいじゃないですか、 ファーストインプレッションってアウトプットしか見ないわけだから。だけどそうなっちゃうってお互いもったいないと思うから。

Akari:確かに。何が良くて何が悪いのかがぼやけちゃいますね。

努力はあまり表に出すな・まとめ

Nishino:そうそう。努力はいいけどって話になっちゃうけど、レビューをもらうポイントはサクッとやってみたんですけどって言った方がいいことって結構あると思うんです。でもショックは受けると思うんですけどね。いや、実はこれ、1日かけたけど、サクッとやったからダメだって言われて。でもそのくらいの方が成長というか、 正当な評価を受けやすいし、そういうインスピレーションってすごく大事だと思うんですよ。なんとなくダメだと思うっていうのが、実はすごく大事だけど、そういう評価が大事だと思うんだけど、そういう風にもらにはから逆算した行動をすること、もしかしたらどんどんどんどん成長するんじゃないかなと自分にも今思いました。

Akari:ということで、本日もお聞きいただきありがとうございました。Oh my weekは毎朝7時に配信しております。ぜひYouTubeチャンネル登録して聴いていただけると嬉しいです。アーカイブ放送もあります!ぜひお聞きください!では月曜日もOh!全開で行きましょう!!

Nishino ・Akari:ありがとうございました!!

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