見出し画像

起業するときに必要なたった一つのマインド

2024年8月10日、Podcast番組「Oh my week」第119回を配信しました。
今回は「起業する前にして良かった経験」についてお話ししました。
↓AIによる文字起こしは下にあります。

西野誠 / にしのまこと
株式会社Oh my teeth 代表取締役CEO 1994年生まれ。学生時代に物流スタートアップ「オープンロジ」にて創業期を経験。新卒でワークスアプリケーションズに入社し、大規模基幹システムの開発業務に従事。2019年10月、株式会社Oh my teethを共同創業。Onlab21st優勝。ICC D2Cカタパルト2022優勝。ICC DXカタパルト2024優勝。Forbes NEXT100 2024選出。

Nishino:おはようございます!Oh my teeth代表のNishinoです。

Akari:Akariです!Oh my weekは1週間で見つけたOh!な出来事・トピックをゆるく掘り下げビジネスや日常のヒントを探っていく番組です。毎朝8時に配信しているので、ぜひYouTubeチャンネル登録して聞いていただけると嬉しいです。土曜日おはようございます。今日は私の質問会でお願いしたいんですけど、起業する前にこういう経験して良かったこととか、やっといて良かったことやっておくべきことは何か。あればお聞きしたいなと。

Nishino:それはもう本当様々だと思います。大学生起業家とかもいるし、何か色々あるじゃないですか。サラリーマン十年、何十年やってからも大人のスタートアップ。最近増えてると思うんですけど、そういう大人のスタートアップとかいろんな成功事例あると思うんですけど、良いか悪いかは置いといて、僕はこうだったみたいな話をすると、もしかしたらそういうのでもいいんだって思ってくれる方もいるかなと思って話します。
僕の場合は新卒でワークスアプリケーションズという会社で普通にサラリーマンをして、エンジニアとして二年間働いてから、結果企業に至りました。でも色々あって、企業って話になりました。普通に新卒のときは起業家になろうと全く思ってなかった。だからそういう人ってまだいると思うんですよ。だから自分もできるのかなと思ってると思うけど、別に僕の場合は二年間普通に会社員してました。それを肯定するわけじゃないですけれども、逆に結構すぐに飛び込め!という方もいると思うんです。起業しろみたいな人いるじゃないですか。もうそれ思ってんだったら明日からできるよ!みたいな。一円でできるって知ってた?とか言う人いるじゃないですか。僕はそういうタイプじゃなかったので、全く起業することがゴールではないし、したいわけでもないし、別にそのサラリーマンとかワークス自体も楽しかったから。じゃあ逆にワークスの何が良かったかって言うと、やっぱ明らかに問題解決が仕事であるということが叩き込まれたっていうことが一番収穫だったと思います。その当時の代表の牧野さんがそれをずっと言ってたんですよ。で、それが結構浸透してた。そういうカルチャーとかを体現されている環境で働けたのは凄いプラスだったなと思ってます。これを自分でやってたら、多分そういう発想にもなかなか…結果的にもしかしたらあるのかもしれないですけど、そこは二年間で、そこが仕事だって叩き込まれたのは良かったんじゃないかなって思ってます。

Akari:それって実際、どういうとこで体感するんですか?

Nishino:まず基本に厳しかったです。インターンから厳しかったんですけど、パソコンなしの状態で、とある自動車会社のある課題を解決するソフトウェアを企画開発し提案しろみたいな。そういうお題なんですよ。で、それを本とか、インターネット調べずにやれっていう、そういう課題を突きつけられたりするんです。そもそも自動車メーカーの組織図とか分かんないじゃないですか。どういう部門があるのか分かんないじゃないですか。それも全部想像して書けとかって言われるんですよ。もうネット使えないからとか、もうなんかよく分かんないじゃないですか。ちょっとそれは問題解決と違う気もするけど、要は考える、頭を使うみたいな。とにかく考えることと、仕事はそれを考えて問題を解決することでしかないみたいな。そういうイズムがめちゃくちゃ叩き込まれた気がします。研修が入ってからも、もっと考えたの?とか、本当に理想なの?ってずっと言われまくるみたいな。で、ちょっと言われるんですよね。「こっちのが理想じゃない?」とか言われると「確かに…!」ってなってみたいな。「ってことは、じゃあそれ理想じゃないからやり直し」とか。「なんで理想じゃないものを持ってきてるんですか?」みたいな。そういう感じなんです。常に何か理想を描く。逃げないみたいな。それ、できるものからやってないかなみたいな。「そうやって西野君ができることから理想を考えてない?」とかってめっちゃ言われるんですよ。こんな感じでっていうのを、めちゃくちゃ毎日毎日やっていただいて、そうってなっていくと、その当たり前の基準が上がったりとかする気がしてて。当たり前の基準があげてくださったのはめっちゃ良かったなと。結構自分でやると、なんかそんなに上がらないと思ってて。気付く人は気付くんだろうけど、別に僕はそんな能力があったわけでもないから。そこで鍛えられたなと今振り返るとめっちゃ良かったなと思います。だから戻ったらすぐ起業するんですか?とかって言われるんです。学生時代にそのアイデアが思いついてたら起業しましたか?とかっていう質問もらったりします。それはわかんない。したとも思うけど、でも今振り返ると、その二年間とかが良かったなとは思ってて、そこでそこまで出来る気がしたからこそ、ぱっとやめたっていうのも事実だから。

Akari:やり切れたから?

Nishino:やり切れたし、当時はエンジニアの仕事をフリーでもらってたりしたから、そういうこともできるんだろうなみたいな。怖くなくなったというか。まずハードワークだったし、その無茶ぶりみたいな環境だったから、もうハードワーク無茶ぶり耐性はついたなって気がしたから。ってことは、フリーで案件取るって言っても、なんか無茶ぶりじゃないですか。向こうからしたら普通に発注してるけど、要はできない事も出来ますとか言って案件受注するだけだけど、それも何とかする、できるなっていうメンタルだったのは、間違いなくその二年間のおかげだと思って。何とかする力っていうのは絶対今のOh my teethやっててもそればっかりじゃないですか。もう基本的に何かトラブルが起きたりとか、何とかするっていうことこそが、それで解決するっていうことこそが仕事だと思っているので、そこにも生きてるなと。

Akari:Nishinoさんよく言ってますけど、後から振り返るとそうだったなーってことですよね。

Nishino:そう。ほんとそう。

Akari:積み上げ方とか、これをできたら…とかじゃないのかなって聞いてて思いました。

Nishino:でもポイントは、これも後から振り返ればなのかもだけど、目の前のことにただめっちゃ集中するとか、目の前のことで理想のものを作るとか、最高のものを作るということには、なんかめっちゃこだわってた気がしますと。
で、土曜日、結構リフレッシュとかも大事だし、新しいことをやるっていうのも大事ですけど、今週こう提出したものとかがあるとしたら、それに対してもう一回、本当にそれが理想だったかみたいな。確認してみるとかも一個あるかな。そういう振り返り、あれ、本当にベストだったかなっていうのを、意外とそういうフラットな目線というか、ちょっと土日とかに考えてみたら、もっともっと良くできたじゃんとかと思うこと絶対あると思うので。でもその積み重ねだと思うんですよ。その次はこうしようとか、次できたじゃんっていう。なんであんなレベル低かったんだろうと思うことこそがめっちゃ成長だと思うので、そういう風に成長を実感できる機会に土曜日してみるというのもありかなっていうのをちょっと思いました。だいたい新しいことをしようとか、本読もうとか、大体そういうふうになるじゃないですか。意外と普段してることのクオリティを上げてみるっていう結果。そこで思い付いたらめっちゃ成長実感あってモチベーション上がるみたいなこともあると思う。トライしてみるのはどうかなって。

Akari:いいですね。それやったことなかったのでちょっとトライしてみます!ありがとうございます。
はい、ということで、本日もお聞きいただきありがとうございました。Oh my weekは毎朝8時に配信しております。ぜひYouTubeチャンネル登録して聴いていただけると嬉しいです。アーカイブ放送もあります!ぜひお聞きください!では土曜日もOh!全開で行きましょう!!

Nishino ・Akari:ありがとうございました!!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?