#85 利便性を突き詰める
2024年7月7日、Podcast番組「Oh my week」第85回を配信しました。
今回は「利便性を突き詰めることの大切さ」についてお話ししました。
↓AIによる文字起こしは下にあります
西野誠 / にしのまこと
株式会社Oh my teeth 代表取締役CEO 1994年生まれ。学生時代に物流スタートアップ「オープンロジ」にて創業期を経験。新卒でワークスアプリケーションズに入社し、大規模基幹システムの開発業務に従事。2019年10月、株式会社Oh my teethを共同創業。Onlab21st優勝。ICC D2Cカタパルト2022優勝。ICC DXカタパルト2024優勝。Forbes NEXT100 2024選出。
Nishino:おはようございます!Oh my teeth代表のNishinoです。
Akari:Akariです!Oh my weekは1週間で見つけた「Oh!」な出来事・トピックを緩く掘り下げビジネスや日常のヒントを探っていく番組です。
Nishino:おはようございます。
Akari:おはようございます。
今回は西野さんが出張帰りというとで、海外出張でどんなところに行ったみたいな事もお聞きできたらなと思うんですが、何か面白かったところありますか?
Nishino:今回ヨーロッパと中国行ったんですけど、中国が結構ロボットめちゃくちゃ多かったなと思うので今回はその事をお伝えしたいなと思います。「フーマー」ていうアリババ運営のスーパーマーケットに行ってきました。前から行きたいなと思ってたんですけど、何が特徴かっていうとコロナでバっと伸びたらしいんですけど、30分以内にモバイルオーダーで配達を実現するので伸びたらしく。スーパーは早く届かないと意味がないっていうので、その裏側がすごいっていうことで行ってきました。どういう仕組みになっているかというと、まずこれスーパー。普通のスーパーのように見えるんですけど、上にレールが走ってますと。走ってるっていうのを聞いてなんか面白そうだなと思っただけど、いまいちどういう仕組みかっていうのがよくわかってなくて、調べたら分かるんだけど行ってみようっていうので行ってみたら面白くて。店内はとにかくこういうバックを持ったこのフーマーのTシャツを着た人が結構大量にいて、何やらすごいスマホの画面を見ながらピックしてるの。高速に!その人たちが何してるかって言うと、スマホオーダーがあるじゃないですか。スマホオーダー鳴ったら、ピックしに行くんですよ。全部の食品とか食材を。それをピックしたらどうするかというと、こういう集積所みたいな所に吊るすんですよ!ポって。そうすると、ウィーンって動いていきそれがこんな感じで見えます。
Akari:運ばれてる!
Nishino:店内を運ばれて、それでドライバーの元に届くと外の前には常にドライバーが待機してるんです。ドライバーが待機してそこのもとに届くみたいな、そういう風な仕組みになってる。
Akari:なるほど!
Nishino:シンプルですよね、ピックして原始的とも言えるけど。ピックしたらそれを吊るして、そこの一箇所に集められるっていう。ドライバー外にいるわけだから、店内からドライバーが移動するよりもこれでロボットに走らせて外に持って行った方が効率いいよねみたいな。多分そういう発想。例えばとあるレストランがこんな感じで、これもロボットあったなと思って。これは中国のレストランなんですけど、中華料理屋さんの店内にロボットがあって「これ何なんですか」って聞いたら、これなんだと思います?
Akari:場所まで案内してくれるやつとかですか?
Nishino:全然違います!笑
Akari:なんだろう・・
Nishino:結論これ何かっていうと、おしぼりが出てくるっていう機械
Akari:え、これいります?手で取って出せばいいし!笑
Nishino:しかもめちゃくちゃてこずってた。Android起動から入ってた。
Akari:むしろ時間かかってそう。
Nishino:我々がこれどうなんですかって聞いたかゆえに出てきた気もする。
Akari:面白い!
Nishino:ただなんかその発想ですよね。何でもロボットにしてしまおうっていうところが面白いなと思いまして。さっきのスーパーみたいに、レールで走って一箇所に物を集めるっていうのがあったんですけど、あれの技術が結構流行ってるのかわかんないんですけど、次に行く所はレストランでもその技術が応用されてる所があるよって教えてくれて。実は話が前後してるんですけど、最初に僕がフーマーに行きたいって言ったら、フーマーと同じような技術を使っているレストランがあるよって言われて、最初はそこに案内してもらったんですよ。
Nishino:そうだったんですね。
Nishino:なので実はそっちが先なんですけど、そこを行った後に「でもやっぱりフーマーも行きたい!」っていうことを押し通して、そっちも行ってもらったっていう。まとめとしてフーマーに行って思ったのは、これかなり普及してるみたいなんですよ。その案内してくれた方も「毎日使ってるから新しくないよ」みたいなこと言ってたんですよ。僕が「行きたい行きたい」って言ったんですけど、その人はなんか私毎日使ってるし?みたいな感じで。
Akari:日常なんですね
Nishino:その人は毎日使ってるって話してて、何故なのか聞いてみた所やっぱり早いからって言うんです。日本でネットスーパーはそこまでまだ流行ってないんじゃないかなと思ってるんですよ。いろんな壁があると思うし、そもそもスーパー多いしコンビニが多いとかそういう話もある。でも中国もコンビニめちゃくちゃある。それこそファミマとかローソンありました。結構多かったけど、そんな感じで日本とそんなに変わらない面もあると思うけど、それでもネットスーパーが普及してるっていうのは、ここまでやりきったからかなとは思った。つまりそうやってちゃんと路上周りを整えるとか、常にドライバーを絶対配置しとくとか。ここまでストレスフリーだったら、変わるというかゲームチェンジャーになるというか生活の行動習慣が変わるのかなとは思いました。
Akari:そうですね、ピックアップして届けるシステムはあるけど、別にそのテクノロジー導入したとかではあんまりない気がしていて。本当に自社でやる。やりきるってところ基本あれですよね、ライフとかもAmazonとかと提携してやってたりとか。自社で完結してはなくて、だからそこが若干高くなっちゃってたりとか。オンラインスーパーって二種類あって、フーマー型のピックアップ型と、あとは工場人が入れない工場にしちゃってオンラインスーパーだけ特化した型があって。地方に大きいの作ってやるっていうのがあるんですけど。イオンとかそっちで今めちゃくちゃ頑張ってて、緑のトラックがたまに走ってると思うんですけど、それがイオンのグリーンビーンズってやつで、日本はそっちのが相性がいいのかもって。在庫管理とかも含めて、日本ってより生鮮というか新鮮なものが欲しいっていう民族らしいので、日本でも。でもやっぱり中国のさっき見て、やりきるっていうところもそうですし、そういう新しいものとかそういうものに対しての敷居が低いのかなって感じました。
Nishino:確かにやっちゃえみたいな感じなんですかね
Akari:日本だと鮮度悪いんじゃないかとか。懸念してやんないってことが多そうですけど、そういうところのオープン差がすごい感じました。
Nishino:なんかそうやってやりきるためにも、どんどん挑戦できる文化。おしぼりのやつとか普通は企画段階からね大丈夫かな。みたいな感じだけど、作っちゃいましょうみたいな。
Akari:確かにそうですね。いらなくない?って絶対誰か言ったと思うけど、やってるって事は、エイヤ!がすごいですね。
Nishino:残るものは残るし、たまに革命的なものが起きてっていう例がフーマーや、ラッキーコーヒーとかの普及なんじゃないかな。とにかく利便性を突き詰めると、中途半端にやるんじゃなくて本当に圧倒的に利便性になるとそこまでいくのかなと思ったりしました。で、これ関連して言うと貸し自転車あるじゃないですか。シェアサイクル。あの貸し自転車の数が異常だったんですよ。こんなにあるっ!?ていう感じ。その最初上海降りて、それに遭遇した瞬間なんかやりきりを感じたというか。こんなに置いておけば絶対にって感じ。そうじゃない可能性もあるけど。なんか僕はすごいそれを感じたんですよ。もうずっとひたすら置いてあるんですよ。
Akari:本当にどこで乗れてどこでも返せるみたいな
Nishino:なんで写真撮ってないんだろう。っていう話ではあるんですけど。
Akari:それ一社なんですか?
Nishino:一社でずっと同じやつ。
Akari:確かにそれが当たり前になり、それもちょっとユーザーエクスペリンス的なとこになりますかね。
Nishino:あと多分出てくるかもしれないんですけど、主張することの大切さっていうのを理解したので、自分自身もそうだし、結構みんなちゃんと主張してるなと思ったので。それは一個学びだったかな。今回フーマーとかここに行けたのも、当初の予定ではなかったので。ちなみにこれはクライアントとかでもなんでもなく、お客さんでもなんでもなく。機械メーカーのセールスメンバーではあるものの、本当に善意でここ行きたいんだって言ったら結構連れて行っていただいたっていうのも感謝なんですけども。
それちょっと雑談しちゃうけど、本当に今回嬉しかったのは、最初ピッチをするんですけどCOOの方が英語でピッチするので、それにかなり影響を受けて。というか皆さんこんな伸びてるんだったらっていうので、別になんか下心あるっていう、別にそれでもねそういうことじゃないとは思うんですけど、やっぱりそれで結構目の色が変わって、色んなメーカーからランチどうですか?みたいな。もう既に予定あるって言っても、行きたいです!みたいな。じゃあディナーはどうだとか、今からどうだとか。それは一個嬉しかった話ではあるんですけど。そんな感じで、それもあって今回フーマーにも行けたし、その次の未来レストランにも行けたし、ちゃんと伝えるってことも大事だし。そのためにはちゃんとどういう人たちというか。しっかり今回はプレゼン資料も準備して行ったっていうのもあって、そういうの大事だなって思いました。
Akari:なるほどー!
ということで本日もお聴きいただきありがとうございました。
Oh my weekは毎朝8時に配信してます。ぜひチャンネル登録して聴いていただけると嬉しいです。ということ本日もOh全開でいきましょう!
ありがとうございました