見出し画像

【創業ヒストリー】歯医者に通わず、自宅で歯並びをなおす。矯正サービスの新時代を切り拓いた、Oh my teeth代表にインタビュー!

こんにちは! Oh my teeth採用チームです。今回は、弊社代表 西野誠(にしの まこと)にインタビュー。後編では、Oh my teethのビジョンやサービス、今後の事業展開、求める人物像などをお届けします。ぜひ最後までお読みいただけると幸いです!

矯正サービスの課題をゼロにする

画像1

──矯正サービスにはさまざまな課題があると伺いましたが、それらをどのように解決しようと思ったのですか?

矯正サービスの主な課題は、「価格の高さ」と「通院する手間」、「品質のばらつき」だとお話しさせていただきました。

私たちはこれらすべての課題を解決するために、Oh my teethのビジョンに共感していただける矯正専門ドクターとタッグを組み、自宅で矯正できるサービスを作ろうと思い立ちました。オンライン診療を活用することで、通院する手間がなくなり、価格も抑えられます。かならず複数のドクターによるレビュープロセスを必須にすることで、サービスや技術のばらつきによって、ユーザーをガッカリさせることもありません。矯正サービス業界に変化をもたらすサービスだと確信しましたね。

──それは需要がありそうですね! どのようにリリースに至ったのでしょうか

最初に、このサービスに共感してくれるドクターを探しました。共同創業者が何件も病院に足を運んだのですが、なぜわざわざ価格を下げようとするのか、素人が口を出すなと、ほとんどの方に反対されてしまって…。そんな中でも、なんとか協力者を見つけて、事業化をスタートさせました。

その後、地道にユーザーテストをしていくと、歯科矯正体験についてリアルな実態が見えてきたんです。もちろんすべてのクリニックがそうだというわけではないのですが、たとえば予約したのに待たされたり、価格が不透明だったり、カウンセリングでドクターに高圧的な態度をとられたり…。矯正サービスは数年単位で通うため、そういう対応をされたら、通いたくなくなりますよね。さらに、治療途中で転院することも難しいので、ユーザーにとって大きな悩みになると思います。

私たちは、そういったユーザー体験を上流から下流まで、すべてデザインしたいと思い、間接販売モデルではなく垂直統合型を志向することに決めました。これはいままでの矯正サービスにはない挑戦なので、むずかしい部分もあるかもしれません。しかし、「Oh my teethで新しい歯科体験をしてほしい」という想いから、まずは全国の主要都市にOh my teeth専門クリニックを展開していきたいと考えています。

──どのようなサービスに落とし込んでいったのですか?

最初は課題の解像度が甘く、本質的な答えに結びつけることができませんでした。というのも、ユーザーインタビューで返ってきた答えを、すべてのユーザーがもつ課題だと捉えてしまい、全体最適のサービスに落とし込むにいたらなかったのです。

ターゲットを明確化していくなかで、無料歯型スキャンの参加者や、Oh my teethで矯正中の男性50名以上にヒアリングすると、特に20代後半~40代の忙しいビジネスマンが、矯正サービスに高いハードルを感じているとわかりました。

さらに、このようなターゲットは、従来の矯正サービスで欠かせない「通院」や「継続」、「価格の高さ」などのハードルによって、矯正にチャレンジすることがむずかしいことも見えてきたのです。そこでOh my teethは「通院不要」と「矯正版ライザップ」、「シンプルな料金プラン」をコンセプトにしました。

オンライン診療で、自宅で歯並びをなおす

画像2

──矯正サービスの課題に向き合ったコンセプトですね! サービスについて詳しく教えてください

はい。まずはOh my teethの特徴である「通院不要」と「矯正版ライザップ」について説明します。Oh my teethは最初に表参道または大阪にあるStoreで、無料の歯型スキャンをとってもらいます。所要時間は30分で、自分の歯並びを3Dで見ることができるんです。しかも、レントゲン撮影までおこなって無料。初診料もかかりません。

そのデータをもとに、複数のドクターがOh my teethで治療できるか判断。電子署名・決済を済ませるとユーザーの自宅にオーダーメイドのマウスピース矯正キットが送られます。ユーザーに毎日装着してもらうのですが、ひとりでは継続することが難しいです。

そこで、まるでライザップのようにつきっきりで、24時間LINEで専属医療チームに質問できる仕組みを取り入れました。ドクター管理のもとで、マウスピース交換のタイミングをリマインドしたり、装着方法を教えたり、ユーザーが矯正を続けられるようにサポートします。原則矯正開始後の通院は発生しないため、Oh my teeth Storeから離れたところにお住まいの方でも旅行や出張ついでなど、気軽に足を運んでくれるユーザーも増えています。

最後に「シンプルな料金プラン」についてです。既存の矯正歯科の場合、価格に幅があったり、通院のたびに調整費用が発生するため、矯正完了まで合計金額がわからない、といった声をよく聞きます。そこでOh my teethは、一律料金にこだわりました。一番利用者の多いBasicプランは一律33万円(税込)で、デンタルローンを利用することで月々約1万円からはじめることができます。AIや3Dプリンターを活用することで中間コストを削減しているのです。もちろん歯列を奥歯の噛み合わせから時間をかけてすべてなおすというよりは、前歯に特化した部分的な治療なので、そのまま価格を比較するのはナンセンスかもしれませんが、ユーザーからは手軽にはじめられると好評です。

──業界の常識を覆すようなサービスですね! ローンチ後から現在に至るまでの反響はいかがですか?

おかげさまで、2021年10月時点での希望者は1万人を超えています。日々Oh my teethで卒業ユーザーが誕生しており、「LINEでのサポートがあったから矯正を終えることができました」「全部オンラインで通わなくていいのが楽です」といったUXに関するポジティブなコメントをいただいています。その結果、Googleレビューは100件以上、4.8以上を維持しています。

──今後どのように事業展開していくのでしょうか

一部前述しましたが、まずは主要都市にOh my teeth Storeを増やしていきます。現在、Oh my teeth専門のクリニックは表参道のみですが、大阪、名古屋、福岡といった主要都市への展開に向けて準備を進めています。

Oh my teethの歯科体験をコンパクトにしたOh my teeth "MODULE"も開発中。歯科クリニックや商業施設、ドラッグストアなどに設置して、一気に商圏を拡大していきたいと思っています。すでに大手商業施設やドラッグストアに興味を持っていただいているんです。日本の法律では、初診のオンライン診療は一時的に解禁されている状況ですが、2020年、厚生労働大臣の記者会見で「オンライン診療を解禁して、恒久的な新たな診療形態のひとつとする」と発言されているため、今後法律はさらに緩和されていくと考えています。それを見とおして、すぐに動けるようにプロトタイプを作っているところです。

Oh my teethのプラットフォームにはユーザーの口腔内データが蓄積されていくので、それらのデータを活用したAIシミュレーションソフトウェア開発やホームホワイトニングサービス、口腔ヘルスケア用品の開発も進めていきます。

新たな矯正サービスの幕開け

画像3

──急速にサービスが広がっていきそうですね。事業拡大を見据えて、採用活動も加速させていくのですか?

はい。絶賛採用強化中です。

実は、ほとんどのメンバーは業務委託なんです。業務委託のメンバーと共にサービスを作りあげてきました。というのも、Oh my teethの業務はストア設計からアプリ開発までと幅広く、それぞれの領域におけるエキスパートが必要だったからです。

これからOh my teethは急速な成長フェーズに入ります。Oh my teethのビジョンやサービスに共感したうえで、フルコミットしてくれる社員を積極採用してきたいです。

──具体的な募集ポジションや求める人物像を教えてください

募集ポジションは、事業開発担当、セールスマネージャー、マーケター、エンジニア、カスタマーサクセス、インターンなどです。

経験やスキルに関しては、Wantedlyの各求人をご覧いただければと思うのですが、すべての職種に共通しているのは、ビジョンへの共感を求めることです。「歯科クリニックの体験をアップデートしたい」「医療の仕組みを変革したい」「歯科矯正D2Cを成功に導きたい」といった想いを抱いている。もしくは「古い慣習の残る業界に風穴を空けたい」「0→1フェーズを担うコアメンバーになりたい」といったミッションに惹かれているなど、Oh my teethで働くことに対して、心が揺さぶられている人と一緒に、業界に変革を起こしていきたいですね。

いかがでしたでしょうか? いままでドクターたちが培ってきた知識や技術はそのままに、自宅で矯正できる時代がやってきました。あなたも私たちと一緒に、世の中に新たな歯科体験と笑顔を届ける、デンタルテックブランドをつくりませんか?


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?