![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/33751973/rectangle_large_type_2_6c12b46f8ce775cf62cb2a357ccdd51c.jpg?width=1200)
手首の筋ある? 或いは 人はレアでありたい
あなたは長掌筋ありますか?
手をぎゅっと握りしめてみてください。
手首に筋が浮きでませんか?
この長掌筋、日本人の3%~5%には無いそうです。
親知らずは4本全部生え、もちろん長掌筋もあるオールドタイプなナレーター、山田です。
Facebookのタイムラインに、Togetterの長掌筋に関するまとめが流れてきて気になることがあったので、ちょっとぶりにnoteをしたためました。
気になったのは、長掌筋のあるなしではなく、まとめられているツイートの内容です。
長掌筋は「5人に1人位の割合で無いらしい」という情報(Wikiによると白人で15~20%とのことなのでこの情報自体不正確)に対して、「私あります〜 やったぜレア!」と正反対のツイート。
そして「2本ある」「3本ある」「1本の方がレアでは!?」などとツイートが展開していきます。
これ、一瞬立ち止まれば、長掌筋が何本もあるのではなく、それ以外の筋の可能性が高いとわかるはず。
なのに飛びついてしまうのは、ついつい自分が「レアでありたい」というバイアスがかかって、情報の正確性や信ぴょう性をぶっ飛ばしてしまったのかなと思います。
もちろん他愛もない話ですし、ネタツイートだったり、Togetterにまとめた人の編集もかかっていると思います。
この程度、目くじら立てるような話ではないかもしれませんが、間違いが拡散しやすいのもSNSの特性です。受け取った情報には、反射的に対応するのではなく、真偽や感情を自分で理解することが大切じゃないかなと思ったのです。
こんな視点で見られる僕ってレアでしょ?
というバイアスがかかっている前提で、最後までお付き合いいただきありがとうございます!