作戦会議をやろうと思い立ったこと。

この間noteにも書きました"おーみちゃん作戦会議!!"vol.1のチケットが発売されました。

今回のイベントを開催するにあたり、人前で歌を歌うのはもう数年経つし、15周年のライブはコロナ禍だったこともあって開催をあきらめたという経緯もありました。

Xのみの告知でしたが、初日に12枚チケットを購入してくださる方がいらっしゃいました。
ありがとうございます。

しかし、そこから売上はピッタリ止まったまま…

会場のあさがやドラムさんは30人のキャパ。

完売までは、あと18枚。

正直まだ売り切れていない現状をお話しするのは恥ずかしいけれど、そんなことを思う前にvol.1の会場で話そうと思っていた自分の想いを、誰にでもわかりやすいよう知ってもらった方がいいと思いました。

来年、近江知永は歌手としてデビューして20年目を迎えます。

近江知永は、奥井雅美さんに最高の楽曲を提供していただき、デビューも華々しい道を周りの方々に作っていただき、本当に感謝しかない歌手人生でした。

その後結婚から子育てに入り、ふと今まで歩いてきた道のりを俯瞰で考えるようになり、

「私は自分の足で歩いていたことがあるだろうか？」

と自分自身に疑問を持つようになりました。

「与えられた道を、120%で答えられたことがあったのかな」

子育てで自分の時間が思うように取れなくなったことで、独身時代だったらもっとできたことがあったんじゃないかと。そんなダメな自分に気付き、歌うのが怖くなって、気づけば声も出なくなりました。

毎日スーパーのレジ打ちのパートをしながら、活動20周年も近くなり「これからどうしよう。そもそも自分の歌なんて聴きたいと思ってくれる人いるのか」そんなことが頭の中をぐるぐる巡る日々。

そんな中、savage geniusのああちゃんが単独ライブで「Maze」を歌いに来てほしいと声をかけてくれました。

その時の私は迷いのカタマリのように見えていたと思うのですが、勇気をもって声をかけてくれたんだと思います。

実は同じタイミングで、声優の仕事の方で声をかけてくださった制作会社の方もいらっしゃいました。

そんなああちゃんの勇気の言葉や制作会社さんのお気持ちを受け取ることを決めてから、人前で表現するのであればちゃんと歌を届けるようになりたい。歌を、声を勉強しなければとボイトレを始めました。

ボイトレを始めたことで、声帯結節を見つけることもできました。声の不調はここにもあったようです。

担当しているキャラクターの得意分野が足技だったこと、そして体の不調を改善したかったこともありキックボクシングを始めました。
精神的、肉体的にも強くなってきているのを実感します。

そして、ボイトレを始めてから自分で曲を作りたいと思い、作曲の教室へと通うようになりました。

その後どんな曲を作りたいかと考えるうちに、ずっと大好きだった"アニメソングをまた歌いたい"という目標が生まれました。
自分でアニメソングを作りたいという夢も。

その為に、曲作りの勉強をしながら、来年へ向けて自分の足で進みたい。

応援してくださる方の声をしっかり聞きながら、間違った方向へ行かないよう一歩一歩踏み締めて行きたいと思い、作戦会議をやろうと思い立ちました。

今は自分の歌の感覚を取り戻し、やりたいことを全力で届けたい気持ちで溢れています。

わがままかもしれないけれど、今の私の歌を聴いてくれませんか。