見出し画像

夏祭り

今年も保育園の夏祭りに参加させてもらいました。

遡ること3年前。
長男が1歳クラスの時は、緊急事態宣言で保育園は休園の時期もあり、イベントは自粛の流れ。
その年に開催される予定だったイベントへ参加する、息子の姿は見られませんでした。
夏祭りや運動会、クリスマス会も無かったかな。

その翌年の夏祭りで、人数制限や、クラスによって時間帯を分けるなどの対策をとってもらい、久しぶりの保育園でのイベント参加となりました。

その久しぶりのイベント参加では「保育園がお休みの日に、保育園へ行く」という説明をうまく伝えられなくて、園へ着いてからも終始ぐずりモード...
いつもと違う保育園にも恥ずかしさがあったのか、ずっとパパかママにピッタリくっつき虫でした。

いつからか、いつもと違うみんなの前で何かをすることに「恥ずかしい」という感情が生まれたようで、その後の運動会やクリスマス会も恥ずかしさと常に戦っている息子。

私も人見知りだったし「わかるなぁ...無理しなくていいぞ」といつも動向を見守っていましたが、
長男が3歳クラスの時、クリスマス会で出し物の役割を放棄してしまうという出来事がありました。

イスに座り自分の出番を待っていた息子が、とうとう自分の出番になった瞬間、前列で携帯の動画を回していた私にまっすぐ向かってきたのです。

とても悲しい顔をしながら、小さな小さな声で「トイレ行きたい...」と。
小さな嘘でしたが、その場から逃げたいという気持ちが伝わってきました。

会が始まる前にも先生と一緒に「手に丸を3個書いて飲み込むと、恥ずかしくなくなるよ〜」と何度も手に書いては飲み込んでいましたが、その場の空気に耐えられなくなったようです。

その後みんなで歌を歌う場面でも、床に座り込み、なんとも例えがたい表情でこちらを見つめていました。

どうやら先生やお友達の前では元気に練習に励んでいたそうです。

そうだよなぁ。人前で何かを表現することは、確かに勇気のいること。
お友達がうまく発表できて、拍手を浴びている姿にも何か思うところがあったと思います。

話は戻り、今年の夏祭りでは、盆踊りやゲーム大会などの場面もまだ人前に出られなかったにしても「夏祭り楽しかったー!」と感想を伝えてくれた息子。

ゆっくりでもちょっとずつでも、前に進んでいる様子に、母として嬉しい気持ちが溢れる、そんな夏祭りとなりました。

今日アップした写真は、盆踊りを踊る私を息子が撮ってくれたの図です。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?