コミュニケーション。
昨日、偶然事故の現場を見ました。
事故と言っていいのかわからないけど。
交差点で原付バイクがスリップ。
乗っていた男性は、うずくまって痛そうにしながらも、すぐに体を起こし立ち上がりました。
運良く交差点で止まっていたパトカーから警察の方が出て来て、男性のもとへ駆けつけました。
実は私そのスリップした瞬間、原付を運転されていた方のもとへ飛び出して行ったんです。
パトカーのサイレンもすぐ鳴ったし、私ひとりの力なんて意味なかったなぁ...
と、すぐ頭の中でぐるぐる反省していたんですけど。何も持たない私には無力な瞬間だったなぁとか。
そういう時って、足を動かす私と、サイレンの音を聞いた私の耳がその瞬間に声を掛け合って、自分が分離したみたいな感覚になりますね。
足は「早く原付のもとへ!」
耳は「サイレン鳴ったから行かなくて大丈夫!」
で、結局耳の意見に後ろ髪ひかれながらも、足の意見に従って行ったことで、また私の中で会議が始まる訳です。
「やっぱり耳の言う通り警察の方に任せた方がよかったと思う」
「なんか飛び出して行って"大丈夫ですか?"って声かけたけど、すぐに原付を起こしに行ったのはどうだったのか?」
「あの人パトカーいるのに助けに行ったりして、無駄なことしてるって思われたかな」
と、こうして自分の中で自分と会話してきたから、人見知りなところがあるんですかね。
私は学生時代から自分の好きなものや、特定の人としか話しをしなかったり、自分とばかり会話してることもあって...そんな自分でもコミュニケーション能力が高くなりたいなぁと最近考えています。
実は今、人と話す練習もしています。
なんて大きい声では言えないので、ここにこっそり綴りました...ここを見つけた方だけに気づいてもらえたら良いなぁ、なんて。
私の数少ない経験から感じたことですが、役者さんで芝居が魅力的だなぁと思う方は、総じてコミュニケーション能力が高いです。
人のことをよく見て、観察して、相手が求めていることもすぐ理解できるんだと思うんです。
本っ当にすごい能力なんですよ。
私はそこがぽっかり抜け落ちているので、人と話す時にひとりよがりにならないよう、会話をすることを心掛けています。
心掛けているだけなので、相手の方はどう思っているかは想像するしかありません。
ぐいぐい聞いてもいいのだろうか。
「私の会話、不快じゃないですか?」
「今の質問100点満点中、何点ですか?」
その方が余計相手の方は気を遣われるだろうなぁ。
人に気を遣わせないようにいることって、すごく難しいです。
私のコミュニケーション能力を高くする修行はまだまだ続きます。
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