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からだはかわる〜幸年期讃歌〜
ここのところ、すこぶる体調に波がある。
もう冗談かと思うほどである。
ジェットコースターかバンジージャンプかというくらいの落差と緊張感と戸惑いと不安の中に放り込まれている日々。
まったく気が抜けないまま必死に過ごしている。
寝言を言って相方を起こしていたのはもう結構長い期間になる。
そんな朝は瞼が異様に重い。
気がつくと日中も常に眠気が目の周りに靄となって重く垂れ込めるようになった。
ついに夜、眠れなくなった。
翌日は仕事なのに。
目を瞑り、右を向いても左を向いても仰向けになっても聞こえるのは相方のいびきだけ。
トイレにも何度も立ち、眠りたい欲求と眠れないなんらかの体内物質との闘いに付き合わされて、その疲れからようやく明け方にうとうとできた。
しかし3時間足らずで起床時間だ。
頭は何キロもの岩を乗せたかのように重い。
瞼はかろうじて開いている。
そして早く眠れたとしても、症状はそれほど変わらない。
日中は生あくびばかりでぼんやりしている。
睡眠時無呼吸症候群ではないだろうか。
それとも更年期症状のひとつだろうか。
この年齢になって、自分の身体がこんなふうになるなんて思ってもいなかった。
どこか他人事だった。
母の話をふんふんと右から左に流していたあの時の自分を蹴り上げたい。
情けないなあと思う。
こんなにも弱くて脆くなった。
休んだら職場にも迷惑をかけてしまう。
仕事を失うわけにはいかない。
辛いなあ。
でもなぜか、こんな風になる自分がいても良いじゃないかと思える。
同じように悩んでいる人の話にも耳を傾けられるし、もう少し経てばこの体験を話すことで誰かの力になれるかもしれない。
皆んな行く道、通る道。
とにかく健康はなによりありがたいとわかっただけでも良し。
身体は命を入れている器だとしみじみ思えたのだ。
ボロでも継ぎながら最後まできちんと使い切らなければ。
更年期は幸年期。
いろいろありますが、仲良く楽しく笑いながらいこうと思います。
仲間がいれば尚のこと気が楽になりますよ。