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【対談】「記者は応援に何を見る」大久保友博×市原健

①はじめに

応援は、とても扱いに困る。

様々な文化がそこにあり、多くの伝統が長い歴史の中で生まれては消え、時間というフィルターを通ったものが、今、神宮に残っている。一方で、初見さんが入りにくい土壌もそうした環境の中で生まれてしまう。

応援部が語る「応援」と、
外から見た「応援」は微妙にニュアンスが違っている。

今回対談した早稲田スポーツ新聞会の市原健くんは、応援部の担当として神宮文化にどっぷり浸かりながらも、「記者」として応援を客観的に観る視点を持ち合わせた希有な人材だ。

彼にしか語れない言葉は間違いなく存在する。
だから今回は、「対談」という形で彼独自の価値観を引き出し、掘り下げていきたいと思う。

コンセプトは「逆取材」
いつも取材してくれる市原を、大久保が逆に取材した。2個上の大久保に、恐れることなく意見をぶつけてくる、彼の勇姿をご覧あれ。

②YOUは何故応援部の担当記者に?

大久保
「今日は宜しく!早速なんだけど、早スポの中で応援部の担当になった経緯を教えて欲しい。」

市原
「最初は別のサイクリングサークルに入ろうとしてました。で、そこの抽選で落ちちゃって。早スポが7月くらいまで新入生募集してたんで、ギリギリで入った感じですね。最初は六大学応援団連盟の合同演奏会の取材でしたね。そこに行かせてもらって…」

大久保
「気付いたら応援部に。と(笑)」

市原
「そんな感じです(笑)」

大久保
「応援部程最初に見える景色とドップリ浸かった後に見える景色が全然違う組織もなかなかないと思ってる。そういった景色の違いはある?」

市原
「去年の夏にリーダーの練習を取材をさせてもらったことがあって、『こんな一面もあるんだ』と思いました。2年になって応援部の担当になって、一気に見え方変わりましたね。」

大久保
「どれが1番ビックリした?」

市原
「部門のこととか。中にこんな複雑な仕組みがあったんだなって。」

「外から見たら『Twitterが動いてる』って位の認識でも、部内を覗けば大久保さんみたいな人が死に物狂いで動いて実現してたり。そういった『過程』を見て驚きましたね。」

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(市原の撮影する大久保は、10割増しでかっこよく見えます)

③応援部は24時間応援部

大久保
「市原から見た応援の魅力ってなんだろう。」

市原
「うーん、とにかく熱いんですよね。あれだけ全力で同じ学生がやってるのを見る機会ってあんまないんじゃないかなって。全力の姿を見ることが出来るっていう。」

大久保
「確かにな。それは野球部とか体育会とか抜きにしてってことかな?」

市原
「そうですね。応援部の熱さが、1番ダイレクトに伝わります。」

大久保
「写真撮る時はどんなこと意識してたの?」

市原
「去年までは『あの人撮って』って感じで言われて“リーダーA.B”として撮影してたんですよね。でも、仲良くなってその人のことを知ったりすると、その人のストーリーを知った上で撮る様になりました。同級生とかが頑張る姿にも自然とフォーカス当てられる様になったり。」

大久保
「確かに西田とか玉城とかめっちゃ撮ってるもんな(笑)」
※どちらも応援部現2年生。市原も2年生。
「ホントあいつらも2年になってカッコよくなったと思う。動きのキレが全然違う。」

市原
「そうなんですよ。応援部って新人の頃けちょんけちょんにされて、4年生になったらあんなカッコよくなる…。そんなストーリーを発信したいってのはありますね。」

「3年時代の大久保さんの写真と今の大久保さんの写真も違いますしね。写真で成長を追うのは楽しいです。」

大久保
「応援部の他の体育会と一線画す所はそこだと思う。早稲田の体育会って『活躍してた人』が入ってくるわけでしょ?で、高校でスポーツが出来る人ってやっぱりさ、スクールカーストの上の方にいるわけだ。ホントはこんな言葉は使いたくないけど。」

「でも応援部に来る人はそうじゃない。最初本当に『芋』だからね。そこのストーリーという点においては、『Before→After』を作ったら1番違いが分かる団体であると思う。」

市原
「応援部入るとこうなるんだよーってのはよく友達に語りますね(笑)」

大久保
「俺自分の新人の頃の写真見たら『すみません、どなたですか?』ってなるわ(笑)」

市原
「1年だけでも大分変わるかなって。それこそ箱根駅伝の頃の写真と今の写真比べても全然違うんですよね。」

大久保
「今は『戦いに疲れたおっさん』の顔をしてるね(笑)」

2人
「(笑)」

市原
「そういう『素顔』を見るために本番の試合の時間に行くんじゃなくて、2年生の集合時刻に行ってみたりして、試合に至るまでの『ストーリー』を見るみたいな工夫もしてました。」

大久保
「それは、凄いな。」

市原
「で、行ってみたら2年生いなくて新人しかいなかったり(笑)」

大久保
「2年生何してんの(笑)オチまで完璧じゃん(笑)」

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(大久保の今年のベストショット。撮影者は勿論市原。)

④感情を、伝える

大久保
「取材って聞いてるだけになっちゃったりするじゃん?『何で応援部入ったの?』とかそれ何回も言われとるわって感じで。質問する時に気をつけてることとかってある?」

市原
「自分でも悩んでるんですよね。これ書いてもしょうがないって思うこともあって。だから試合中や本番中は『小さなところにどれだけ気づけるか』っていうのを気を付けてます。」

「4年生と話してるだけじゃ分からないことも、同級生と話してて『こんな一面があるんだ』って思ったり。そういうところを聞くのは意識してます。神宮に立ったらカッコイイ顔してても、日常では愛されキャラって人もいるんで。」

大久保
「俺さ、応援部の人って『ジャイアン』だと思ってんのよ。傍から見たらオラオラしてるけど、実は良い人みたいな。こんな根が良い奴が多い団体も中々ないよ。」

市原
「なるほど(笑)でも確かにそうですよね。人の為に応援する人に悪い人はいないですよ。そういった本番の時に出す迫力と普段の姿を記事に出来たらいいかなって思ってます。」

大久保
「なるほどね。だって俺らが自分で『俺らは普段はこんなことしてる人間味溢れる団体なんだー!』なんて言えないもんな(笑)俺らにはそれは出せないわ。」

市原
「そういうのって応援部と近い距離感で接してる僕が伝えるべきことだと思うんです。だから、僕は稲穂祭とかでも幕間の間にカメラ構えたりしてますね。」

大久保
「それ、凄くいい。胸熱…。」

市原
応援部って多分、24時間応援部なんですよね。私服でいる時も、ずっと。」

大久保
「確かに俺、ずっと応援のこと考えてる。家でも考えるし、本読んでても『これ、ウチの部活でやろう!』ってなるし、広告見てインスピレーション来たら『これ、神宮バージョンで作れんかな?』ってなるわ。」

市原
生活の全てがそうなんだなって。それこそ衣食住に至るまで。」

大久保
「確かにな。飯食う時も好きな物食べるじゃなくて、『おし!タンパク質摂るぞ!』みたいな感じになるもん。」

市原
「恐らくOBになってもマインド的には変わらないんですよね。」

大久保
応援部は24時間応援部か。これはいい話聞いたわ…。」

市原
「去年まではリーダーメインって感じだったんですけど、吹奏楽団の皆さんに注目してみると新しい世界が広がってたりしましたね。」

大久保
「そこに気付けるのは凄いね。リーダーはやってる自分カッコイイって思ってる節あるから。俺とか完全にナルシストだし。」

「でも、吹奏楽団って本当に『応援』。みんながいなかったら応援成立しないからな。応援に対する見方が全然違う。」

市原
「パート問わず、選手に伝えようとする意識は常に感じてました。野球の試合とか守備回でも『早川ー!』って声出したり。届けようとする感じが、伝わってきます。」

大久保
「知れば知るほど、伝えたくなると。」

市原
「そうですね。全然まだ伝わってないというか、外側の部分しか届けられてないなって。」

「でも矛盾もあるんです。表じゃない裏の部分をみんなが知ってたら、それは裏じゃないよね。っていうのもあって。ここまで書くのは違うのかなって思ったり。」

大久保
「うわーーーー、なるほどね。シンプルに表だけを伝えた方がいい時もあると。」

市原
「そうですね。」

大久保
「これは勉強になるわ…。取材してて限界とか感じたことある?それこそ『伝える』って観点で。」

市原
「それはもうずっと感じてます。」

「応援の記事って書くのが難しいんですよ。他のスポーツは『結果』を書けばいいじゃないですか。でも応援部は『感情』にフォーカスを当てないといけない。それって文字にするの凄く難しいんですよね。伝えるのが本当に難しいです。早慶戦2日目の記事に関しては、あの優勝した時の感情を伝えたいって思いながら書いてました。」

大久保
「それこそ感情を伝えるには相手がどんなプロセスを辿ってそこにいるかを知らなきゃ書けないもんな。」

市原
「そうですね。前までは『紺碧の空やって、コンバットマーチやって…』とかそういうことしか書けてなかったんですよ。」

大久保
「応援部を知るほど、そこが楽しくなっていったと。」

市原
「応援部だけを見る人って、ある意味貴重だと思うんですよ。応援部を撮影してる人とかもいますけど、ホームランとか打ったらその瞬間は試合に目線が行くじゃないですか。そういう時に応援部だけを見てる人は中々いない。」

大久保
「なるほどね。そこで応援部を見るのが自分の仕事だと。」

市原
「自分の役割はそこかなって思いますね。客観的に見れてないなって思う一方、感情的にのめり込んだ方がいいと思う自分もいるんですよね。」

大久保
「そうだよね。感情を伝えるんだから。」

市原
「逆に冷静に見たら負けかなって。応援部を遠くから見たらダメかなと。感情の入らない記事になっちゃうんで。」

大久保
「メディアのあり方として、感情が入るとダメなのかな?事実だけを伝えるのが『正統』なのかってのは気になる。」

市原
「主観的にならないように、事実をしっかり客観的に伝えるってのはメディアのあり方として当然そうあるべきだと思います。正直、感情を伝えるのは応援部だけかなって思います。」

大久保
「8月の春のリーグ戦では応援なかったけど、市原の目線から感じたことはある?」

市原
「自分の知ってる神宮じゃなかったです。全力で早稲田を応援してるというより、試合を観てるって感じでしたね。1観客としてそう思いました。」

大久保
「早稲田VS慶應というよりは、大学AとBの試合って感じか。」

市原
「そうですね。秋は応援が響いてたのが印象に残ってます。春のリーグ戦で応援がなくなって、野球部にとっても応援の力の大きさは感じたんじゃないかなーって思いますね。応援が点を入れたなって思うことも多かったです。これは感情論ですけどね(笑)」

大久保
「応援が点数を入れたとか、正直思ったことないし、思ってたとしても俺らが言っちゃダメだわな(笑)」

市原
「秋のリーグ戦ではせめてそこを伝えようとは思いましたね。応援で勝つという視点を。」

大久保
「確かに俺らが言えないことを市原に言ってもらうってのは有難いかもしれないわ(笑)」

市原
「そうですね。1人くらいそういう観点で見る人がいてもいいんじゃないかなとは思ってます。」

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(現2年生と写真を撮る市原。仲良し。)

⑤神宮を、伝える

大久保
「早慶戦に人を呼ぼうってなった時、どういう形で貢献できると思う?」

市原
「自分も1年生の頃はサークルで神宮行って、ワー!みたいな感じだったんですけど、それだけでも相当楽しかったんですよ。でも、それが楽しいってことを知らない人も多いと思うんですよね。」

「応援部に深く関わる内に、早慶戦だけじゃなくてリーグ戦も毎回応援してるってことに気付いてから、他の大学の人も巻き込める場なんじゃないかと思うようになりました。バイト先の友達誘ってみたりして、コンテンツとしてもっと広く伝えられるって思うことはありますね。」

大久保
「言ってみれば、神宮来る人って受動的な動機で動いてるよね。当たり前だけど、応援部って自分の意思で神宮行ってるからこんな発想にはならないんだけど、サークルで行くからみんなで行こうとか。」

「でも秋ってそういうポジションではないわけよ。ガチで好きって人が多いが故に、新しい人が入りにくい空気感になってしまっている。」

市原
「春に行っても、初めてなら何も知らないじゃないですか。コンバットマーチとか僕も現地で覚えましたし。だから、そういった曲を知ればもっと楽しくなるんじゃないかと思いますね。」

大久保
「多分記者としてもそうだと思うんだけど、『知らない』と『知る』では全然違うよね。」

市原
早大生ってだけでこんな面白いことが転がってるんで。もっと見て欲しいとは思いますね。」

大久保
「他の大学にはないもんな。みんなで1つの部活を応援するって文化は。市原から見て高校野球やプロ野球にはなくて、大学野球にはあることってある?」

市原
近い距離で応援してるって感覚ですね。高校野球とかはクラスで行って『わー!』って感じになってる感じがします。で、大学野球は応援部だとそれこそ本気でやっている。クラスでまとまってる感じじゃなくて、『来たい人が来ている』って感じがします。」

大久保
「『好き』の度合いが強いと。」

市原
「そうですね。高校の数はそれこそ物凄く多いですけど、六大学野球は6つしかない。それゆえの帰属意識かなって思います。」

大久保
「あーー、確かに。」

市原
「自分は早稲田の一員だってのが感じられるんですよね。スクールカラーとかも、ある所はあるんでしょうけど、『早稲田=エンジ』ってここまで染み付いてるのは珍しいと思うんですよね。早稲田のスタンドいたら『エンジ色の服着たい』って思うじゃないですか。」

大久保
「大学生って自由だからさ、普段自分は『〇〇大学の一員だ』って思うことが少ないのかもしれないね。で、早慶戦来て、Tシャツ着て『はー、これが早稲田か』と。『早稲田に対する距離』が近いのかもしれないね。」

市原
「そうですね。その点で感じるのは大きいと思います。」

「今年はキャンパスに行かないってことで、どの大学でも『大学生って身分』だけ貰って、自分がどこに所属してるのかが分からない。要はアイデンティティを持てない状況だったと思います。自分は毎週神宮行ってたので、そんな意識はびっくりする位なかったんですよね。」

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(秋の神宮。秋の早慶戦。撮影者は市原。)

⑥距離感

大久保
「知りすぎてしまうと、伝えられないことってあると思う。自分のこととかまさにそうで、自分の長所を探してみたら、他人が言っていることとズレたりする。近い距離にいるが故に分からない。報道で応援部を伝える時に、この距離感で気を付けてることある?」

市原
「マニアックになりすぎるのも問題だと思っていて。ファンとかOBからしたら面白くても一般の方かたらしたらさほど興味ない…ってところでは『記者の視点』を持ち合わせて動く様にしてますね。それ書いたら『記事』じゃないんで。仲良くなるのは良いと思うんですけど、心の中では『記者の視点』を1つ持ってないといけないなって思います。」

大久保
「なるほどね。ぶっちゃけ応援部は早スポと仲良くやってるけど、他の部活では距離感が近いわけでもないんだ?」

市原
「そうですね。ここまで仲が良いのは応援部ならではです。」

「大久保さんが企画してくれた飲み会の時、僕は4年生の選手と席が一緒でした。その人が試合出ると、『うおー!きたぁ!』ってなるんですよね。僕ですらそうなので、応援部は尚更だと思います。気持ち入りやすくなると思います。」

※コロナ禍前に「応援部×野球部×早慶戦支援会×早稲田スポーツ新聞会合同優勝決起飲み会」を開催しました※

大久保
「繋がりを強めるだけでただの『選手交代』が違った色を見せてくる。我々の応援って良くも悪くも『抽象的』なのよ。『大学』、『体育会』があって、『〇〇部』『〇年生』『個人名』って感じで具体的に目に見える。俺らはこの『〇〇部』を応援してるのね。だから組織対組織の応援になる。でも、そこに愛着って中々湧きにくい。変な話、『ポチ』に愛着は持てても『犬』に愛着は持てないワケで。」

市原
「なるほど、それで『抽象的』と。」

大久保
「そういった繋がりを提供したかったんだけど、コロナ禍で全部パーになりましたと(笑)」

「その観点で見ると、市原の記事ってめっちゃ『具体的』だよね。見ててずっと『これを応援に転用したらすげぇもんが出来るぞ』って思ってた。」

市原
「応援部の記事って他の大学じゃほとんどないんですよ。六大学野球でも僕くらいだと思います。前例も何もないんで、それなら応援部に近い距離感の記事を書いたって良いんじゃない?とは思ってます。1番の目的は感動や熱気を伝える記事を書くことなんで。」

大久保
「なるほどね。それで言うなら、市原の記事を読んでると思うのが『これ市原が1番感動しとるわwww』ってことかな(笑)」

市原
「(笑)。間違いないです。根底には行動原理として、自分が感動したことだからそれを他の人にも伝えたい…ってのはありますね。」

大久保
「なるほどね。記者というものとは別の枠組みなのかもしれないね。将来的にメディア行きたいとかあるの?」

市原
「あまり絞ってないです(笑)もともと写真撮るのが好きで。気付いたら応援部を撮ってました。」

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(応援部と抱き合う記者・市原)

⑦対談とは

大久保
「市原の対談記事って、文字を全部起こすやん?けど普通は削ったりするよね。アレはどういうこだわりなん?」

市原
「応援部って気持ちでやってるところがあると思うんで、人間性を知ってもらえたら、それこそ興味を持ってもらえるんじゃないかなって。」

大久保
『うーん』とか相槌も拾うよね。」

市原
「そうなんですよ!対談が盛り上がったりする時の記憶を文字にすることで消したくないんです。聞いててめっちゃ面白い!って思ったところはそのまま残したいんですよ。本当なら『(笑)』にも『(半笑)』とか、色々な種類があると思うんです。」

大久保
「『www』とかもそうだよね。」

市原
「そうなんですよ。そこをちゃんと拾いたいというこだわりは、記事に出てるかなって思います。そこの細かい感情を伝えにくいのは、新聞という文字のメディアの難しいところなのかなーって思いますね。」

大久保
「ホントよくやってくれてるよ…。ありがたいわ。こんな応援部のこと考えてくれる記者は本当にいないと思う。少なくとも、4年生まで名前を知られている記者はいなかったな。」

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(市原!後輩達を宜しく。)

↓市原の書いてくれた対談記事はこちらから↓

⑦ 早稲田に入ったんだから

大久保
「ではでは、最後に。神宮に来たことない早大生に一言宜しく頼むわ!」

市原
「僕もひょんなきっかけで神宮行ったし、応援部は遠くにいる存在だと思ってたんで。ここまで知れて、1つ自分の中で新しいモノが生まれました。だから、騙されたと思ってって訳じゃないですけど、1回神宮来てみることで、変わる人は一杯いると思うんですよ。」

「早大生でいられるのは4年間だけなんだから。『早稲田に入ったんだから、神宮来なよ!』って思いますね。」

大久保
「ありがとう!これからも熱い記事を宜しく!」

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