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今だから言えるあの頃の話06:のちに武器となるWordPressでホームページを作った経緯
開業準備として最初に取り組んだのは、ホームページの作成でした。私自身がネットで調べる習慣がすでにできていて、ホームページを持つことの重要性を知っていたというか、当然作るものと考えていました。
これまでの記事に夫が数回登場していますが、私は再婚しています。30代半ばで離婚したあと、40代で再婚しました。
夫の仕事はIT関連ですが、ちょっと特殊な分野を専門としています。私が開業する際に、ホームページを作りたいと相談すると、Webなどにオールマイティーに知識がある同僚を紹介してくれました。
私もすでに知っている人だったので、気軽に希望が言えて助かりました。
彼が作ってくれたのは、WordPressのオリジナルテーマで、私でも編集しやすいシンプルなホームページでした。
当時はまだ、ブロガーやWordPressが知られていなかったのですが、「これからはWordPressですよ」という彼の言葉は、その後現実になりました。
Webに明るい人にサポートしてもらえたのは、本当にラッキーでした。
WordPressに関しては、今は書籍もたくさん出ていますし、WordPressでブログを作る方法を教えるYoutube動画などもたくさんあります。
私が開業した頃には、そういうものがまったくなかったどころか、ホームページは業者に作ってもらうもの、発信は無料ブログ(アメブロ)を使うのが一般的でした。
アメブロのトップページをホームページっぽく編集して、そこから集客している人もたくさんいました。当時のアメブロは、今と違って商用利用は不可だったのですが、実際は、規約違反スレスレのことをしている人が多かったです。
WordPressでオリジナルテーマを作ってもらった私は、だいたいの使い方を教えてもらい、あとは使いながら覚えて行きました。
まったく知識0からのWordPressでしたが、画像や文章を入れてホームページらしくしていくのは、とても楽しかったです。
しばらくはサーバー管理をITエンジニアに任せていたので、例えばデータが消えてしまっても、ある程度は戻してもらえるなどの安心感もありました。
トップページの画像や文章を作成するにあたり、他の人のホームページはどうなっているんだろうと、士業関連のサイトを調べました。
ほとんどの人がスーツで腕組みを写真を掲載し、お任せください!と、赤や青や黄色で大きく表示しています。
「これは嫌だなー」と感じました。
ITエンジニアも同意見で、「なんでみんな同じようなポーズの写真を載せているんだろう?」と、疑問に感じたようです。
のちに、信用を得るためにプロフィール写真が重要だと気づくのですが、私はスーツで腕組みやガッツポーズの写真は撮りませんでした。士業のイメージとしてスーツ姿は必要だと思いましたが、笑顔のものを載せました。
また、スーツだけでなく、明るい色の服装で笑顔で撮ってもらい、そちらを代表者紹介ページに掲載したところ、他と違って感じが良かったからと、仕事の依頼をもらうこともありました。
もちろん、ターゲットや商品サービスにもよりますが、プロフィール写真は差別化を考えた方がいいかもしれません。
さて、知り合いにITエンジニアがいたおかげで、私は最初からWordPressのホームページを使いこなせるようになりました。
画像の編集も、同時にできるようになっていました。
このスキルと、ITエンジニアとのつながりがあったおかげで、開業後、私はある商品サービスを思いつきます。
「WordPressのオリジナルテーマで作るホームページ制作」です。
もちろん、簡単には行きませんでしたが、行政書士とはまったく違う商品サービスがあることは、付加価値にもなり、事業の可能性を広げました。
開業して売上がすぐに安定する人は少ないはずです。思いついたことをやってみて、ダメなら改善して、または違うことをやってみて、徐々に売上につながる商品サービスが出来上がります。
「そんなことやっても無駄だよ」と言われたことが、数ヶ月後に売上につながることもあります。
私の場合、ブログもメルマガもホームページ制作も講座開催も、ITエンジニアや夫からは、うまく行く絵が浮かばないと言われました。
その後、時間をかけて売上につながったため、ITエンジニアも夫も、今では私が何をしようと「うまく行きそう」と言うようになりました。
周りの人の意見よりも、自分がうまく行くまで行動することが大事です。
うまく行けば、周りもガラッと変わりますから。
WordPressは、このあと私の武器になります。
どんな商品サービスを売る場合も、サイトは必要です。プラットフォームに依存しないWordPressのサイトは、これから先もずっと、私のメインメディアとして続くはずです。